フェードヒッター竹田麗央と河本結が好んで使う軟鉄アイアンの特徴とは?
イチオシスト
スコアメイクを左右するピンを狙うショット。その精度を支えているのが、女子プロたちがこだわって使用するアイアンだ。今回は、フェードヒッターである竹田麗央と河本結が使うモデルをレポートする。
【竹田麗央】
6I~PW:スリクソン ZXi7(N.S.PRO モーダス3 ツアー120S)
『スリクソン ZXi7』は軟鉄鍛造モデルで、ソール幅が狭く高重心ヘッドのため、スピンコントロールがしやすいのが特長だ。また、『N.S.PRO モーダス3 ツアー120S』シャフトは昨年から愛用しており、方向性を重視したモデルとして気に入っている。
「打感が柔らかくてとても良いです。振りやすく、スピンコントロールもしやすい。顔はフェースがかぶっていないものが好きですね。トップラインが真っすぐで、ネックもスッキリしています。『N.S.PRO モーダス3 ツアー120S』は先端が硬いので、体の回転を生かしてフェードが打ちやすいんです」(竹田)
【河本 結】
5・6I:キャロウェイ APEX PRO(N.S.PRO 850GH S)※2021年発売
7I~PW:キャロウェイ APEX TCB(N.S.PRO 850GH S)※2021年発売
河本は5・6番に2021年発売のキャロウェイ『APEX PRO』、7番からPWには同じく2021年発売の『APEX TCB』をバッグイン。どちらもシャフトは『N.S.PRO 850GH S』を使用している。
『APEX TCB』はキャビティバック形状ながらヘッドはかなりコンパクト。安定した飛びとスピンを生むツアーチューンド・フェースを軟鉄鍛造ボディに組み合わせ、丸みを帯びたソール形状で抜けの良さも抜群だ。
「操作性が良くて弾道を操れるので使いこなしています。それと、ソールが抜けるように前側を削っています。洋芝のときにすごく変わりますね。ボールにしっかりヒットできるので、スピンも高さも安定します」(河本)
球が上がりづらい5・6番には中空構造の『APEX PRO』を選択。低重心の軟鉄+タングステンボディによって、やさしく球を上げられるようにしている。
「この5番・6番はスピンもしっかり入って、球が上がってくれるので気に入っています」と河本。キャロウェイのツアーレップも「カップフェース採用で球が上がりやすく、打感は弾く感じで少しやさしいモデルです」と性能を語る。
竹田と河本はいずれも、体の回転を生かしてダウンブローで打つタイプ。ソール幅が狭く、スピンコントロール性能に優れた軟鉄アイアンを好んで使用していた。
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