使わなくなった古いスマホどうしてる? 有効活用するアイデア6選
イチオシスト
新しいスマホに乗り換えたとき、古いスマホをどうすればいいか悩んでいる人はいませんか? 比較的新しいスマホであれば中古ショップに売却できますが、かなり古いモデルだとほとんど値が付かず、そのまま放置しているケースも少なくありません。そこで今回は、いらなくなった古いスマホを活用する6つのアイデアをご紹介します。

【1】「音楽プレイヤー」専用機にする
メインで使っているスマホで音楽を聴いている人も多いと思いますが、その分バッテリーの減りが早くなってしまいます。肝心なときにバッテリーが切れて、電話やLINEが使えなくなるのは避けたいところですよね。
そこでおすすめしたいのが、古いスマホを「音楽プレイヤー専用機」として活用する方法です。これなら、メインスマホのバッテリー消費を抑えることができます。
ただし、古いスマホはバッテリーが劣化していることも多く、外での使用には向かない場合があります。
そのようなときは、自宅で音楽を聴く際に、オーディオシステム用の音楽プレイヤーとして使ってみてはいかがでしょうか。
音楽サブスクサービスはWi-Fiで利用できますし、スマホはUSBで充電しながら再生できるため、バッテリーが弱っていても長時間楽しめます。

【2】「電子書籍リーダー」専用機として使う
スマホで電子書籍や小説投稿サイトの作品をよく読む人は、古いスマホを電子書籍リーダー専用機として活用してみましょう。最近では、聞く読書サービスの「Audible(オーディブル)」を利用している人も増えています。
自宅ではWi-Fi接続で電子書籍を閲覧できますし、事前にデータをダウンロードしておけば、通勤中でもオフラインで読書できます。
もちろん、ある程度のストレージ容量は必要になりますが、古いスマホであれば、空き容量を気にせず目いっぱいデータを保存しても問題ないでしょう。

【3】「ドライブレコーダー」や「カーナビ」として活用する
自分の車にドライブレコーダーが付いていない場合は、スマホの動画撮影機能を使って「ドライブレコーダー」として活用することもできます。
スマホ用のドライブレコーダーアプリは多数提供されており、車載ホルダーでスマホを固定すればすぐに利用可能です。電源はシガーソケットやUSBポートから供給すれば問題ありません。
数年前のスマホでもフルHDはもちろん、4K動画の撮影に対応している機種が多いため高画質で記録できます。ストレージ容量も比較的多いため、安価なドライブレコーダーよりも優れた録画ができる場合があります。
ちなみに、筆者は普段iPhoneで「ドライブレコーダーZ 運転録画」というアプリを利用していますが、Androidスマホなら「Droid Dashcam DVR」がおすすめ。どちらも無料で利用できます。
●App Store「ドライブレコーダーZ 運転録画」は→こちら
●Google Play「Droid Dashcam DVR」は→こちら

また、メーカー純正のカーナビが使いにくかったり、マップが古くて新しい道に対応していない場合は、古いスマホを「カーナビ」として活用する方法もあります。
カーナビアプリとしては「Googleマップ」や「Yahoo!カーナビ」などが定番で、スマホホルダーでしっかり固定し、シガーソケットやUSBポートから電源を供給すれば問題なく利用できます。場合によっては、メーカー純正のカーナビよりも使いやすいと感じる人も多いでしょう。

【4】「子ども用スマホ」として使う
小さい子どもに自分のスマホを使わせると、誤って操作してしまったり、勝手にゲーム内で課金してしまうといったトラブルにつながることがありますよね。
そのようなときは、使わなくなったスマホのSIMカードを抜き、子ども専用として使わせてみてはいかがでしょうか。自宅であればWi-Fi接続でゲームやYouTubeなども安心して楽しめます。

最近は中学生でもスマホを持つケースが増えており、とくに女子ではiPhoneの利用率が80%を超えています。しかし、新型iPhoneは10万円以上と高額なため、親が使っていたiPhoneをお下がりとして子どもに持たせるのも一つの方法です。
iPhoneでないと仲間外れにされたり、いじめの対象になってしまうという声があるのは残念ですが、少し古いモデルでも問題ないため、お下がりのiPhoneを持たせてあげるのも良いかもしれません。
【5】「モバイルWi-Fiルーター」として使用する
大手キャリアでは高速5G回線の無制限プランもありますが、料金が高いため、月3〜20GB程度のプランを利用している人も多いでしょう。
しかし、動画を見続けてしまい、気がついたら契約しているデータ通信量を超えてしまった……ということもあります。
そのような場合に備えて、古いスマホに格安SIMのデータ専用SIMを契約しておくのも一つの方法です。これなら、いざというときに古いスマホのテザリング機能を使って「モバイルWi-Fiルーター」として活用できます。
Wi-Fiルーターでテザリングする手順(Androidの場合)


たとえば、「IIJmio」ではデータ専用SIMが月2GBで月額440円から利用できます。基本料無料の「povo2.0」なら、6時間使い放題が250円、24時間使い放題が330円、1GB(7日間)390円、1GB(180日間)1,260円など、多くのトッピングが用意されています。
こうした格安SIMを古いスマホに入れておけば、メインスマホのデータ通信量が超えたときのバックアップ回線として活用できます。
【6】「おサイフケータイ」専用にする
「おサイフケータイ(FeliCa)」に対応するスマホを、コンビニでの支払いに使ったり、鉄道の定期券として利用している人も多いでしょう。
しかし、新しいスマホに買い替えた際、その機種がおサイフケータイに対応していなかったり、AndroidからiPhoneへ乗り換えた場合には、おサイフケータイ機能が使えなくなって困ることがあります。
そんなときは、古いスマホを「おサイフケータイ」専用機として活用する方法がおすすめ。
実は、モバイルSuica、Edy、iD、モバイルWAON、モバイルnanacoといった電子マネーの決済や定期券機能は、オフラインでも利用できます。
ただし、チャージや定期券の購入、残高確認などを行う際はネット接続が必要となるため、自宅のWi-Fiで操作すればOKです。

まとめ
いかがでしたか。今回は、新機種への乗り換えで不要になったスマホを、どのように活用できるのか6つのアイデアを紹介しました。
もちろん、2〜3年しか使っていないスマホ(とくにiPhone)であれば、買取業者に売却するのも良い選択です。しかし、子ども用にしたり、音楽プレイヤーやドライブレコーダー専用機として再利用する方法もあります。
ご自宅に使わずに残っているスマホがある場合は、そのまま放置せず、ぜひ便利な形で活用してみてください。
※本文中の価格はすべて税込みです。
※この記事は2025年12月18日時点でのものです。格安SIMの料金プランなどは、今後変更されることがあります。
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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