毎日12Lもの水をスーパーで……世帯年収700万の女性、近づく子育て費用の増加に“恐怖”
イチオシスト
食費の目標は1週間で1万円強……決まった食品で出費を削減
埼玉県の一戸建てで会社員の夫、2人の子どもと暮らすパート・アルバイトの女性。世帯年収は700万円ほどですが、物価高や米高をきっかけに「将来のために貯蓄もしたい」と、節約を意識した暮らしを始めました。
目標とする1週間の食費はお米や外食も含めて1万1000円です。ひと月およそ4万4000円は、一般的な4人家族の食費平均、9万4962円/月(※総務省公表「家計調査年報 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2024年)」による)の半分ほど。かなり少ないように思えますが、これでも「以前は1万円設定だったのですが、食品高騰により渋々引き上げ」たそうです。

買い物に行っても、かごに入れるのは基本的に、決まった食品ばかり。そうすることで「余分な出費を抑えるようにしています」。
さらに「お肉も国産にこだわらず100g換算でそのとき安い物を購入しています」という女性。過去には、100g77円の大容量豚肉を購入し、1週間豚肉のみのメニューを続けたことも。とにかく余分な物を買わず「ドレッシングなども自分で作ります」と日々の努力を教えてくれました。
12Lもの水をもらうため、スーパーに通い詰める日々

そんな女性が節約のために毎日続けているのが、ウォーターサーバーの水をもらうためのスーパー通いです。女性が住んでいるのは「水道代の高い地区」とのこと。そのため、料理用や飲料用に、4Lボトル3本分、合計12Lもの水をもらいに行っているのだとか。
加えて「湯船に滅多に浸かりません」とも。子どもは週に1~2回ほど、湯船に浸かっていますが、その湯量は半分ほどに抑えているそうです。
日々の努力で毎月「数万円は削減できていると信じたいです」という女性。節約生活の中での楽しみは1週間に1回、日曜日の夕飯だけ、上限1000円でスーパーのお総菜を買うことだと言います。
現状への不満は少ない一方、将来の出費増が「恐怖」

節約が続く今の暮らしについて、女性は「人並みの生活は送れていますし不満もほぼありません」とする一方、「節約しても思うように貯蓄が増えないことに焦りを感じています」と本音も。
「これから子どもの食事量も増え、習い事や学業にかかるお金も増えます。自分たちの老後の費用も貯めておかなければ」と将来への不安を抱えている様子です。
特に、子ども関連の出費については「習い事の費用や交際費がバカにならず、さらにこれから増えていくことを想像すると恐怖」だと言います。
頭の中に不安をよぎらせつつも、節約で日々の生活を乗り切る女性。現在のパート収入は年80万円ほどとのことで、最後に「貯蓄や生活の潤いを増やすために、私の稼ぎを増やすことが現状の課題です」と教えてくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2025年12月、「節約術エピソード」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
記事提供元:ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
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