メンテや日常点検をして楽しいバイクライフを送ろう!【ライディングギアのお手入れ編】

イチオシスト

ライディングギアの手入れは、安全性と快適性を長く保つために欠かせない。しかし実際は面倒というのが理由でそのまま使い続けるケースが多いのが現状だ。
ここではそんなライディングギアを簡単に手入れできる方法を解説しよう。
シーズンの切り替わりのタイミングでお手入れがオススメ!
ライディングギアはしっかりと手入れすれば長く使うことができる!
まずジャケットだが、素材に応じたケアが基本となる。テキスタイル製は中性洗剤で手洗いし、撥水処理を定期的に施すと防風性が復活する。一方、レザー製は柔らかい布で汚れを拭き取り、専用クリーナーと保湿クリームで乾燥を防ぐようにしよう。
グローブは泥や汗を放置せず、表面を湿らせた布で拭いた後、陰干しでしっかり乾燥。革製ならクリームで保湿し、型崩れを防ぐため丸めた新聞紙を入れておくのもありだ。
シューズは走行後に泥や砂を落とし、風通しのよい場所で乾燥させる。防水モデルは、定期的に防水スプレーを使用して効果を維持することが大切。インソールが取り外せるタイプは洗って清潔に保とう。
ヘルメットは外装をクリーナーでやさしく拭き、内装は専用洗剤や中性洗剤で手洗いもしくは洗濯ネットに入れて洗濯し乾燥させる。シールドは細かい傷を防ぐため強くこすらず、水で汚れを落とすのが基本。
定期的な清掃と保湿ケアを続けることで、どのギアも機能と見た目を長く維持でき、安全なライディングを支えてくれるはずだ。
①ライディングジャケットのお手入れ方法
ここではジャケットの手入れ方法を解説しよう。まずは砂やホコリ、虫などを柔らかいブラシで払い落とし、汗や皮脂汚れは中性洗剤を使い、ぬるま湯で優しく手洗いする。洗濯機を使う場合はプロテクターを外し、洗濯ネットに入れて弱水流で短時間にしておこう。漂白剤や柔軟剤は生地を傷めるため避けること。脱水は軽く行い、形を整えて日陰の風通しのよい場所で自然乾燥させる。乾燥後は撥水スプレーを軽く吹き付けると防風・防汚効果が復活し、ジャケットを長持ちさせられる。

②グローブのお手入れ方法
グローブの手入れは、素材に合わせた丁寧なケアが重要。走行後は砂や汚れを軽く払い、湿らせた布で全体を拭き取る。ナイロン製は中性洗剤を使ってぬるま湯でやさしく手洗いし、しっかりすすいで陰干しで自然乾燥させる。革製グローブの場合は水洗いを避け、専用クリーナーで汚れを落とした後、レザー用クリームで保湿して柔軟性を保つ。乾燥中は形を整えるため丸めた新聞紙などを入れるとよい。直射日光や高温乾燥は素材を傷めるので厳禁。定期的な手入れで快適な操作感と耐久性を維持できる。

③ライディングシューズのお手入れ方法
シューズの手入れは、汚れ落としと防水・防臭ケアが重要。ブラシで泥や砂を払い、湿らせた布で全体を拭く。合皮・テキスタイル製は中性洗剤を薄めた水で軽く拭き取り、乾いた布で水分を除去する。革製なら専用クリーナーで汚れを落とし、レザーオイルやクリームで保湿してひび割れを防ぐ。乾かす際は直射日光やドライヤーを避け、風通しのよい日陰で自然乾燥させる。内部はインソールを外して陰干しし、防臭スプレーを使用すると快適に履ける。

④ヘルメットのお手入れ方法
ヘルメットは、プラスチック部品、FRP部分、発泡スチロール部分など、いくつかの部材が使われており、それぞれの特性にあったメンテナンス方法が必要となる。①シェルの汚れは、一般に市販しているヘルメットクリーナーや、ワックス、プラスチッククリーナーなどを使用。②着脱式内装タイプについては、内装を取り外し手洗いするか、洗濯機の場合はネットに入れて洗うようにしよう。③シールドは中性洗剤を薄めて使用し、水で洗おう。



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
