
アルファード専用「T-REV BP」登場 加速と快適性が向上!

イチオシスト

株式会社寺本自動車商会は、エンジンの内圧制御技術「T-REV」シリーズの最新モデルとして、アルファード(AGH30W / AGH40W / AGH45W)専用の「T-REV BP-SYSTEM」を開発した。
同製品は、従来モデル「T-REV α」から構造を刷新し、フィルターを廃止して循環構造を採用。これによりクランクケース内圧の安定化とメンテナンス性の向上を実現した。エンジンフィーリングの向上やアクセルレスポンスの改善が期待できる製品である。カラーは6色展開で、価格は8万8000円(税込)。
ドライビング感性を刺激するアルファード専用「T-REV BP-SYSTEM」登場
T-REV とはなに?


寺本自動車商会が開発した内圧コントロールシステムで2輪用として始まり、4輪用にチューニングされ開発された「T-REVαシステム」をベースに改良を加え、クランクケース内圧のさらなる安定化をさせるために「T-REV BP-SYSTEM」が誕生した。
「T-REV」は、F1やMotoGPなどで使われている「エンジンの減圧=エンジンのクランクケース内部の空気密度を減少させる」原理を、寺本自動車商会が研究・開発して市販車向けに最適化したもの。
クランクケース内の内圧(空気密度)を下げることで、空気の重さが軽いと動かしやすい=エンジン回転時の抵抗が減るという仕組みだ。
T-REV BP 装着でエンジンがよりスムーズに【アルファード AGH30W / AGH40W / AGH45W】


ノーマル時のアルファードは出足がもっさりしていて重たい印象があった。
アクセルを踏み込めば出足のもっさり感は解消されるが、必要以上のトルクとスピードが出てしまい、扱いにくい。
T-REV BP を装着し、エンジン内圧が減圧されることで、エンジン内部の空気抵抗が少なくなりエンジンが軽やかになる。
体感しやすかったのが、停止の状態からブレーキをゆっくりリリースしながらでも車は前に進もうとする印象があった。エンジンが軽やかになった分、出足が良くストレスを感じにくい。
ノーマル時ではこのタイミングでの出足が重たく前に進みにくかった。
アクセルレスポンスはエンジンが軽やかになった分、いつもよりもアクセルを踏まなくても速度が上がっていき、アクセルオフ時の減速感の軽減などの効果も感じられる。
シルキーなエンジンフィーリングとなり、高級車特有の乗り心地と車体自体のパフォーマンスが向上したことにより、ドライビング感性を刺激される。
抜くから整えるへ:「T-REVα」から「T-REV BP」へ進化

従来の「T-REV α」ではリードバルブ/インテークマニホールドの負圧を使って減圧する設計だったが、減圧しすぎると油圧が下がってしまうのでフィルターを通して外部から空気を取り入れてエンジンの内圧を適正に保つ必要があった。
「T-REV BP」ではフィルターを廃止し、エンジンの中から空気を取り入れる/独自構造のリードバルブでケース内の正圧を抜きつつ外気を逆流させない循環(バイパス)させる設計とした。
これにより、抜いて内圧が下りすぎたら外気を取り入れる=内圧が上下して安定しきらなかった「T-REV α」と比べ、「T-REV BP」は状況に応じて循環させることで内圧を適正値に整え、エンジン内圧の安定化につながる=減圧の効果が低回転から高回転まで安定した。
また、フィルターの清掃や交換の必要がなくなり、メンテナンス性が向上したことも大きい。
製品ラインナップ T-REV BP-SYSTEM アルファードAGH30W / AGH40W / AGH45W






◎価格:8万8000円(税込)
●適合車両:アルファード
●型式:3BA-AGH30W / 3BA-AGH40W / 3BA-AGH45W
●エンジン型式:2AR-FE
●カラー:ブラック、グリーン、レッド、ブルー、シルバー、ゴールド
製品ラインナップは随時開発中!
リリース提供元:株式会社寺本自動車商会


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
