登録者170万人 YouTuberきょんくまが解散 きょんは「YouTubeやSNSの世界が嫌い」と告白 新事業も発表

イチオシスト
12月5日、YouTuberグループ「きょんくま」(登録者数173万人)が「きょんくまは解散します。」と題する動画を投稿し、解散を発表しました。
きょんくまが解散を発表
この日の動画にはリーダーのきょんが1人で登場。冒頭で「皆さん、この度きょんくまは解散いたします」と報告すると、「これは釣りでもネタでもありません」と強調しました。
解散の理由としてきょんは、まず「24時間企画」と「大食い」の2つを挙げ、などの過酷なチャレンジが大きな理由のひとつになっていると説明します。きょくんまのこれらの企画は、イスの上や水中で24時間過ごしたり、15キロものラードを消費する大食い企画など、体を酷使する内容が多いことで知られています。
きょんによると、メンバー全員が太っただけでなく、自身は痔ろうを患って入院・手術を経験したとのこと。痔ろうは一度治療したものの再発し、現在も「大暴れ」していると打ち明けました。
YouTubeやSNSの世界が嫌い
きょんはお金、時間、健康、人間関係という4つのバランスが取れていることが「幸せ」には重要だと述べ、現在はそのうち健康の部分が大きく損なわれていると述べます。
しかし、健康だけが解散の理由ではなかったそう。きょんは「ぶっちゃけ言うとYouTubeやSNSの世界が嫌いです」と告白し、「シンプルに治安が悪い」とこぼします。
見せるのがうまいだけで評価されてしまう世界。事実と違うのに叩かれてしまう世界。傷つく言葉を平気で言えてしまう世界。真面目な人が評価されずに、そうじゃない、上手な人が評価されてしまう
と、長年抱えてきた違和感を吐露しました。
YouTube活動では、全力で企画に取り組めたことや、視聴者とつながりを持てたことなど、良い面もあったものの、5年前から引退を悩み続けながらも決断できずにいたのだとか。活動を続けた大きな理由としては、メンバーやスタッフ、視聴者への責任感を挙げました。
おもちゃ開発事業でクラファンを実施
きょんは、自身の性格や生い立ちにも言及しました。父親がおらず、子どもの頃から貧しい家庭環境だったというきょんは、小学生のときから働き、高校の学費や家賃などを自分で払っていたそうです。
自分の趣味や遊びは一切できなかったといい、ダンスもストリートで覚えるしかなかったと振り返ります。そんな生活の中で支えとなったのが「おもちゃ」の存在で、寂しい時間をおもちゃで遊ぶことで埋めてきたと語りました。
そうした経験から、きょんは今後はYouTuberではなく「おもちゃをつくる側」として新たな道を歩む決意を表明しました。ただし、自分1人で作るのではなく、「みんなと話して、みんなと考えておもちゃ作りたくて」と切り出すと、おもちゃ開発事業に向けたクラウドファンディングを実施することも告知。プロジェクトの詳細や参加方法などは、動画の概要欄から確認してほしいと呼びかけました。
きょんは、これまでもたびたび「やめるかどうか」を悩み続けてきたとしながら、「やめる」ではなく「変える」という選択を重ねて人生を歩んできたと話します。体操をやめてダンスに、ダンスからYouTubeへと活動の場を変えてきた自身の歩みに触れつつ、今も何かをやめるか悩んでいる人に向け、「勇気持って変えてみるのはありなんじゃないかなって思います」とメッセージを送りました。
動画の終盤では、「きょんくまとしてYouTube自体はやめてしまいます」とグループとしての活動終了をあらためて明言。視聴者に感謝の言葉を伝えると、「僕という人間は変わらずに進んでいこうと思うので、お付き合いください」と述べて締めくくりました。
9月から無期限活動休止していた
きょんくまは、学生時代からの友人である「きょん」と「くま」を中心とするメンバーが、ダンスや大食い、ドッキリなど様々な企画に挑戦するチャンネル。
きょんはかねてから痔ろうを抱えていることを明かしており、自身の体調不良や体に負担のかかる企画を撮り続けることへの不安を理由に、9月1日から無期限活動休止に入っていました。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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