渋野日向子、西村優菜ら日本勢4人が出場 来季出場権をかけた『Qシリーズ』とは? 目指すのは何位?
イチオシスト
<Qシリーズ(最終予選) 事前情報◇3日◇マグノリア・グローブGC(アラバマ州)◇フォールズC=6643ヤード・パー71、クロッシングスC=6664ヤード・パー72>
来年の米国女子ツアーの出場権をかけたQシリーズ(最終予選会)がいよいよ始まる。現地時間4日から、5日間90ホールのストロークプレーで行われ、世界各地から116人が出場する。
今季の米女子ツアーでCMEグロープ・ポイントランキング101位以下、下部エプソン・ツアーのランキング11~35位、世界ランキング75位以内、2次予選会通過の選手らがエントリー。日本からは渋野日向子、西村優菜、櫻井心那、伊藤二花の4人が出場する。
渋野はランキング104位、西村は115位でシーズンをフィニッシュ。上位80人に与えられる『カテゴリー1』(シード)、81~100位の『カテゴリー11』(準シード)の出場資格を逃し、ランキング101~125位の『カテゴリー16』となった。Qシリーズを突破してさらに上のカテゴリーに入ることを目指している。
櫻井は2次予選をトップ通過。エプソン・ツアーを主戦場に戦った伊藤はポイントランキング69位でツアー昇格を逃し、このQシリーズに回った。ともにメンバー入りをかけて、シビアな戦いに挑む。
では、何位に入ればツアーカードを得られるのか。米女子ツアーはカテゴリー制で出場優先順位が決まる。最上位はポイントランキング80位以内の『カテゴリー1』。そこから『カテゴリー2:キャリアトップ20』『カテゴリー3:メジャー優勝者』…と続く。
最終予選会のボーダーラインは“25位タイ”。ここに入れば『カテゴリー15』に分類され、来季の第1回リシャッフル(出場優先順位の見直し)まで安定して試合に出られる。25位タイを外せば、ツアーカードは手に入らない。まさに天国と地獄を分けるラインだ。
2つのコースを使用し、4日間72ホールは各2ラウンドずつ回る。予選カットが行われたのち、最終日はクロッシングズCでの戦いに。“25位タイ”を巡る過酷な戦いが始まる。
■米女子ツアーの主な出場カテゴリー※カッコは来季該当する日本勢
カテゴリー1:トップ80(山下美夢有、竹田麗央、畑岡奈紗、西郷真央、岩井明愛、岩井千怜、勝みなみ、古江彩佳、馬場咲希、吉田優利)
カテゴリー2:キャリアトップ20
カテゴリー3:メジャー優勝者(笹生優花)
カテゴリー4:優勝者
カテゴリー9:エプソン・ツアートップ10(原英莉花)
カテゴリー11:ポイントランキング81~100位
カテゴリー15:Qシリーズトップ25
カテゴリー16:ポイントランキング101~125位&エプソン・ツアー11~15位(渋野日向子、西村優菜)
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