岩井千怜、逆境からつかんだ開幕戦連覇 エントリーミスの悔しさを力に【2025年“この1シーン”】
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。今季全36試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。
■ダイキンオーキッドレディス(3月6~9日、沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部、優勝:岩井千怜)
最終日の後半10番で沈めた6メートルのバーディをきっかけに、岩井千怜が一気に流れをつかんだ。そこから1ホールおきにバーディを奪い、最終的に2位に4打差をつけてツアー通算8勝目。大会連覇を果たした。
プロ入り後の7勝はほとんどが逃げ切りで、逆転優勝は2023年「RKB×三井松島レディス」の1度だけ。開幕戦で見せた追う立場からの圧勝は、自身にとって新しい勝ちパターンとなった。
ただし、この大会の直前には苦い出来事もあった。
同週開催の米ツアー「ブルーベイLPGA」に出場予定だったが、マネジメント会社のエントリーミスにより参戦できず。今季から米ツアーを主戦場にする計画が狂い、「本当に悔しかった」と落胆したままの沖縄入りだった。
それでも最終日、14番では勝負のバーディ、16番ではピンそば30センチにつける完璧なショット。18番もバーディで締めくくり、ギャラリーの声援に笑顔で応えた。
「優勝しても、ここがゴールじゃない。もっと上に行きたい」
悔しさを力に変えた開幕戦連覇。この一幕は、2025年シーズンを象徴する“忘れられないシーン”となった。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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