東京フィルハーモニー交響楽団が新シーズン定期演奏会ラインアップを発表 WEB優先販売を12月8日まで受付中
イチオシスト
東京フィルハーモニー交響楽団(東京)は、2026年1月に開幕する新シーズン(2027年2月まで)の定期演奏会ラインアップを発表した。Bunkamuraオーチャードホール・サントリーホール・東京オペラシティ コンサートホールで開催する定期演奏会(8公演/6公演の年間通し券)のWEB優先チケットを、12月8日(月)23時59分まで販売している。通常チケットの10%オフで購入できる。12月9日(火)10時から一般販売が始まる。
音楽ジャーナリストの飯尾洋一氏は、新シーズンの聴きどころを以下のように紹介している。「2026-27シーズン定期演奏会は豪華出演者陣がそろった。名誉音楽監督チョン・ミョンフン氏、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ氏、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ氏の盤石の指揮者陣に加えて、ピンカス・ズーカーマン氏、小林研一郎氏、ソフィー・デルヴォー氏が客演する。ズーカーマンとデルヴォーはソリストも兼ね、『弾き振り』『吹き振り』を披露する。チョン・ミョンフンのビゼー『カルメン』演奏会形式や、バッティストーニによるマーラーの交響曲、プレトニョフの自作自演とチャイコフスキーなど、オーケストラを聴く醍醐味(だいごみ)を味わえる名曲がずらりと並んだ。シーズンを通して聴くことで、東京フィルとともに音楽の歓びにあふれた一年を歩みたい」
東京フィルWEBチケットサービスの購入は、24時間受け付けている。
1911年創立の東京フィルは、日本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160人のメンバーを持ち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せ持つ。名誉音楽監督にチョン・ミョンフン氏、首席指揮者にアンドレア・バッティストーニ氏、桂冠指揮者に尾高忠明氏、大野和士氏、ダン・エッティンガー氏を、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ氏、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミン氏を擁する。
今年10~11月には、名誉音楽監督チョン・ミョンフン氏ともにヨーロッパ7カ国8都市を巡る演奏旅行を実施し、8公演のうち7公演が完売。現地聴衆と評論家からの絶賛を博し、欧州においても「世界水準のオーケストラである」との評価を確立させたとしている。100年余りの歴史のなかで培った音楽性と一体感を、ヨーロッパツアーを通じてよりいっそう磨き上げ、今後、さらに豊かな日本の音楽文化を創出していくとしている。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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