年間女王はお預け 佐久間朱莉、最終日に伸ばせず「ふさわしくないプレー」
イチオシスト
<伊藤園レディス 最終日◇16日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6769ヤード・パー72>
メルセデス・ランキング1位の佐久間朱莉は、2位から出た最終日に3バーディ・3ボギーの「72」とスコアを伸ばせず。トータル10アンダー・8位タイで大会を終え、年間女王の決定は次週以降へ持ち越された。
この日は「ショットもパッティングもいいフィーリングでスタートできなかった」と違和感を覚えながらのティオフ。そのなかでも「前半は(バーディを)取れるところでしっかり取るプレーはできた」と、1番でバーディ発進を決めると、5番パー5では2オン2パット、9番で4メートルを沈めて3アンダーで折り返した。
しかし後半は流れが変わった。チャンスにつけても“あと一筋”で外れる場面が増え、ショットも徐々に乱れていく。「まだ原因ははっきりしていないんですけど、少し右に(ボールが)滑っているので、思ったより右に行ってしまう。それを嫌がって左に捕まえちゃったり…。それがパターにも影響していたと思う」。課題は明確で、来週に向けて調整を進める
「前半は勝ちたいという気持ちで、後半からは1つでも順位を上げたいと思っていた。だけど、きょうのプレーは全然、年間女王にふさわしくない。逆にきょう、年間女王が決まらなくて良かったんじゃないかと思います」。胸を張って“女王”の称号をつかむために、納得のいくプレーで決着をつけるつもりだ。
来週は「大王製紙エリエールレディス」(11月20~23日)。「今年を象徴するようなプレーがしたい。もちろん優勝できたらいいんですけど、『この人が年間女王にふさわしい』って思ってもらえるようなプレーができたらいいなと思います」。今季も残すところ2試合。今週の悔しさを力に変えて、最後の直線を駆け抜ける。(文・高木彩音)
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