堤防サビキ釣りでマイワシが入れ食い!【宮城・女川】サイズは20cm級と良型

堤防サビキ釣りでマイワシが入れ食い!【宮城・女川】サイズは20cm級と良型">
サヨリ好釣果にて再釣行 先日、宮城県女川エリアでサヨリ釣りを初めて行い、全部で29匹という釣果に恵まれました。当日もあわよくば、という欲深さ丸出しの考えで釣り場に向かいました。 シモリ浮き仕掛け 仕掛 …
イチオシスト
前回の好釣果が忘れられず、女川港へサヨリ釣りに出かけた筆者。サヨリはいるのに針に掛からないという難しい展開に。そこで、サビキ釣りに転戦。見事良型マイワシの入れ食いを堪能した釣行をお届け。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)


サヨリ好釣果にて再釣行
先日、宮城県女川エリアでサヨリ釣りを初めて行い、全部で29匹という釣果に恵まれました。当日もあわよくば、という欲深さ丸出しの考えで釣り場に向かいました。
シモリ浮き仕掛け
仕掛け類は釣具店で様々な仕掛けが販売されていますが筆者の場合は竿はへら竿を利用した自作シモリ浮き仕掛けだけで、自宅でこのシモリ仕掛けを作成しているときが近頃では一番楽しい時間の過ごし方です。
シモリ浮きの色の順番や海中に引き込まれる瞬間を想像するとワクワクが止まりません。さて、この想像と現実が思い通りになることはまずありませんが……一体どうなることやら。
シモリウキ仕掛けで挑む(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
海の中はまだ夏?
途中の釣具店でオキアミを買いながら海況を訪ねると、「海の中は1ヶ月半から2ヶ月ほど地上とずれている」の答え。
つまり地上では暑さを乗り越え東北の短い秋を感じますが海の中はまだまだ真夏に近い状況と考えてもいいかもしれません。
実際、水汲みバケツに入れた海水に触れるとぬるいと言わざるを得ない感覚です。こうなるとエサ取りの厄介なアイツにも気をつけなければなりません。
女川港(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
当日のタックル
竿:へら竿13尺
道糸:ナイロン1.25号
針:オーナーばり 速攻サヨリ6号
浮き:オーナーばり 手造リ浮子トップウキ100ミリ
シモリ浮きは4号を3~4個をセットしたもの
へら竿を使用(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
エサ:マルキユー湧きグレ500遠投を基本に余っていたサヨリパワーを消化目的で仕様、付け餌はオキアミのSサイズ。(撒き餌はチューブタイプのオキアミを海水で溶かし、好みの集魚材や米ぬかを混ぜた簡単なものでよい)
コマセエサ(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
クーラーボックスの両サイドにアタッチメントをつけて収納ボックスを着ければ道具入れになるし反対側には竿受けを付けても身軽で移動もしやすくなります。
竿受けを追加(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
アタッチメントを装着(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
サヨリはいても当たらず
柄杓で撒き餌を入れるとすぐに海面にサヨリが大量に寄ってくるのが目に見えたので、前回の釣行の思いもあり今日も釣れると確信!ところが、これが全く当たらず……。サヨリのタナに入る前にフグにやられて釣りにならない始末。
ウキ下と針サイズ、オキアミの付け方を工夫してもすべてダメでオキアミ1パックを消費して釣れたのはマグレのサヨリ1匹のみ。先日の29匹の釣果は何だったのでしょうか。
イワシ狙いへ変更
それからは女川港から近場の石浜、桐ケ崎、小乗浜各漁港を巡りましたがすべていまいちな感じで再び女川港へと戻ることになりました。
隣の釣り人も「今日は渋いよ、あちらでイワシは釣れているみたいだけど」とのアドバイス頂いたので急遽イワシサビキにチェンジすることになりました。
サビキ釣りをスタート
道具入れにイワシサビキ仕掛けを万が一のためと保管しておきましたが、その出番が回ってきたようです。女川観光桟橋を起点に左側のポイントは、平日にも関わらずイワシ狙いの釣り人がたくさん訪れておりなんとか場所を見つけて入ることができました。
当日の釣り場(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
仕掛け
竿と道糸は先程と同じもので仕掛けはハヤブサのイワシ専科5号、オモリはナスオモリ2号を使用して撒き餌は先程と同じものを使います。
使用した仕掛け(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
イワシの群れ到来
撒き餌を軽く掬い投入してから20分ほどすると、どこからともなくイワシの群れが集まり始め期待感が上がってきました!!
イワシの群れ(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
イワシが入れ食い!
イワシは海面を泳ぐので仕掛けを操り、泳ぐタナに合わせるようにして上下に誘うと早速ヒット。イワシにしてはやたらに引くなと思いながら寄せると型の良いイワシのトリプル。どれも20センチ前後の脂のある魚です。
一旦、イワシが集まるとその他の魚種も撒き餌に誘われ集まりイワシの他にサバも釣れました。仕掛けは5本針仕掛けですので上からイワシが2匹、下針にサバが1匹でもかかると糸鳴りがなるくらいギュンギュンと竿を絞り込まれ大変です。
最悪仕掛け絡みもありますのでサビキは数種類を用意した方が万全ですね。針のサイズは魚のサイズに寄りますが4~6号くらいが目安でしょうか。
最終釣果
その後もサビキを入れる度にイワシが釣れる入れ食い状態に突入し1時間で30匹ほど釣り上げこれ以上釣っても捌くのに大変だし納竿することになりました。
当日の釣果(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
正直、サビキ釣りはビギナー向けで仕掛けが絡む絡んだり汚れが気になり嫌だなという先入観がありましたが完全に間違っていました。
釣り場の片付け
さて道具も片付けてやり残すのは堤防にのこった撒き餌やイワシの鱗を洗い流す作業ですね。
未だにオキアミの飛び散りを流さずに帰る釣り人を見かけますが匂いもするので、釣りという遊び以外で堤防を使う側からしたら迷惑千万な行為となります。
かならず海水をかけてブラシ等で擦り汚れを落として帰るのが最低限のマナーとなりますので忘れずにしましょう。
食べても美味しいイワシ釣り
当日はサヨリ狙いで訪れた女川エリアでしたが苦戦し数ヵ所を巡り、先入観を捨て最終手段でやってみたイワシサビキ釣り。結果的に狙いの魚が釣れて満足の行く内容になりました。
短時間でも楽しめるし柔らか目の延べ竿やへら竿を使えば魚のファイトも楽しめます。さらには泳がせ釣りのエサとしても有効なイワシですので青物狙いも楽しめるでしょうね。釣って楽しい食べて美味しいイワシを皆さんも一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
釣ったマイワシ(提供:TSURINEWSライター・菅野裕基)
<菅野裕基/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
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