アプローチが傾斜で戻って、また戻って「ちょっと半ギレ…」 竹田麗央は2ダボからカムバック
イチオシスト
<アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン 3日目◇15日◇ペリカンGC(フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>
竹田麗央はムービングデーでいきなりつまづいた。お椀状のグリーンで前後左右に逃げ場のない2番。フェアウェイからの2打目は2ヤードほど足りず、傾斜で手前のくぼ地に落ちてきてしまった。
パターでの3打目は傾斜の途中で失速し、足元まで戻ってきた。ウェッジに持ち替えてのアプローチは3メートルと寄せきれず。2パットでダブルボギーを叩いた。
不運はこれだけではなかった。6番ではグリーン手前からのアプローチが傾斜で戻って、ウェッジを替えてもまた戻って…と、2度のアプローチミス。3度目でやっと寄せて、5オン1パットだった。
「1回目はちょっと弱いかなと思ったのが戻ってきた。それは落とし場所がもう少し先だったというジャッジミス。2回目は当たりが深く入ってショートだった。(2番も6番も)いろんな寄せ方があるなかで一番イメージが出るものをその場で選んだつもりではあったけれど、ちょっと弱かったり、ちょっと突っ込み切れなかった」
2つのダブルボギーに、さすがの竹田も「ちょっと半ギレ…。けっこう顔は怒っていたと思います(笑)」と腹を立てていた。ただ、その胸中はプレーに影響をさせず、7番パー5では2オン、8番では9番アイアンで1メートルにつけての連続バーディ。後半14番からはショットでピンに絡めるなど3連続バーディを奪った。
ホールアウトしてみれば、2つのダボを帳消しにするどころか、お釣りがきた一日に。5バーディ・2ダブルボギーの「69」で連日のアンダーパー。トータル4アンダー・25位タイで最終日に入る。
「打ってしまったのはもうしょうがないと思って、切り替えてラウンドができた。あしたはどういう展開になるか分からないけれど、いいショットがたくさん打てればいいと思う」。最終日は心穏やかに回りたい。(文・笠井あかり)
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