新女王候補筆頭・佐久間朱莉のストロークどうマネる? 平均28.8パットの秘訣は五角形を作って肩を上下に使うこと!
イチオシスト
国内女子ツアーで活躍するパター巧者たちのストローク&グリップをプロコーチ・石井忍が徹底解説。ショートパットが確実に入り、ロングパットが寄れば、スコアはまとまるというもの。女子プロの打ち方を真似て、スコアアップを目指そう。今回紹介するのは、今季4勝を挙げており、1ラウンドの平均パット数28.8186で5位につける佐久間朱莉。順手で握る王道スタイルで、アドレスから打ち方までアマチュアの参考になるポイントが目白押しだ。
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パッティングでは、ドライバーやアイアンのフルショットに比べて、振り幅が小さく、ヘッドスピードもゆっくりになる。そのため、アドレスで当てたい形をしっかり作り、それを変えずにストロークすることが基本となります。
佐久間プロは基本に忠実なアドレスを取っています。左手人差し指が右手小指の上にくる逆オーバーラッピングの順手で握りながら、両肩を水平にセット。両腕を外旋させてから前腕だけを内に回し、手首の親指側を伸ばすことで理想的な五角形を作っています。
後方から見たときに前腕からシャフトまでが一直線になっていることもポイントです。腕とクラブが一体化するので手先が悪さをせず、安定したストロークが可能になります。そして、テークバックで右肩、フォローで左肩をタテに動かすことでフェースをスクエアに保ちながら打っていきます。プレッシャーのかかる場面でもブレのないパッティングができる教科書のような打ち方ですよ。
■佐久間朱莉
さくま・しゅり/2002年生まれ、埼玉県出身。4月に悲願の初優勝を挙げると、勢いそのままに4勝をマーク。メルセデス・ランク1位を走る新女王候補の筆頭。大東建託所属
■解説:石井忍
いしい・しのぶ/1974年生まれ、千葉県出身。エースゴルフクラブを主宰し、ツアープロからアマチュアまで幅広く指導。最新理論に精通し、特にショートゲームの指導に定評がある
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