JR西日本、岡山エリアで「100%次世代バイオディーゼル燃料による営業列車」運行開始
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導入車両イメージ JR西日本は2025年11月11日、岡山エリアのディーゼル車両において、100%次世代バイオディーゼル燃料による営業列車の運行を開始すると発表しました。営業列車におけるこうした取り組みは国内初となり、当該列車のCO2排出量
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JR西日本は2025年11月11日、岡山エリアのディーゼル車両において、100%次世代バイオディーゼル燃料による営業列車の運行を開始すると発表しました。営業列車におけるこうした取り組みは国内初となり、当該列車のCO2排出量は「実質ゼロ」となります。
実証試験を経て、ついに営業運転へ
次世代バイオディーゼル燃料の導入は、2022年度から2024年度にかけて国土交通省が公募した「鉄道技術開発・普及促進制度」の技術開発課題として進められてきたものです。
(公財)鉄道総合技術研究所とJR7社が共同で実証試験を行い、良好な結果が得られたことから、今回の営業列車での運行開始が決定しました。
環境目標達成に向けた大きな一歩
JR西日本グループは、2021年に策定した環境長期目標「JR西日本グループ ゼロカーボン2050」に基づき、2050年にグループ全体のCO2排出量「実質ゼロ」をめざしています。今回の取り組みは、その目標達成に向けた重要な施策の一つです。
導入規模:年間約2,100kL
※JR西日本の全気動車(ディーゼル車)運転用燃料の約10%に相当します。
CO2排出削減量:年間 約5,500トン
一般家庭約2,000世帯分の年間CO2排出量に相当します。
供用開始時期:2025年11月11日
「実質ゼロ」のしるしとして、運行を開始する車両には、「Switch! SUSTAINABLE TRAIN」と記され、CO2排出量「実質ゼロ」運行を示すステッカーが貼り付けられます。

(画像:JR西日本)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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