日本で活動する韓国人YouTuberが相次ぎ“韓国治安悪化”動画を削除 警察の捜査開始の影響か

イチオシスト
韓国の治安悪化を訴えていた韓国人YouTuerが次々と動画を削除する事態となっています。
デマ情報を拡散したとして韓国人YouTuberが警察の捜査対象に
発端と見られるのは、日本在住の韓国人YouTuber「韓国人先生デボちゃん」(登録者数96万人)が韓国警察の捜査対象になったとことです。
デボちゃんは先月22日に投稿した「最近ビザなしで韓国に入国した犯罪者中国人達の殺人と臓器売買問題がやばい」との動画の中で、韓国の李在明大統領の就任後「中国人ビザなしの入国可能に法律が変わってから韓国の治安がぶっ壊れてます」と主張。視聴者から寄せられた韓国国内の現状を紹介し、死体の下半身のみが見つかった事件が非公開のものも含めて187件もあることや、失踪者が8万人にものぼると語りました。これらは韓国語では報じられているものの、日本語では報じられていないとして注意を呼びかけました。
ところが今月4日、韓国のテレビ局「JTBC」がデボちゃんの動画を取り上げ「デマ情報」だと否定。日本国内での嫌韓感情を煽るためのものではないかと厳しく批判しました。
事態を重く受け止めた韓国の警察庁も5日、デボちゃんが「韓国で毀損された遺体が多く発見される」という未確認の虚偽情報を主張したとして、ソウル警察庁のサイバー捜査隊による捜査を開始したことが報じられました。デボちゃんの国籍及び所在地などを確認する方針を示し、電気通信基本法違反の疑いの適用などを検討しているとされています。
同日、デボちゃんもYouTubeチャンネルを更新し、捜査対象になったことを報告。「嘘をつきたくて、悪意を持ってじゃなくて、紹介をしたくて。私いろんなコメントを見せたじゃないですか。こういうコメントもありましたよって」と釈明して悪意がないことを強調しつつ、韓国や韓国の大統領を批判した動画は全て削除すると表明。「(警察署から)戻ってきたらまた、元気な姿で面白い動画作るデボちゃんとしてお会いします」と締めくくりました。
宣言通り、デボちゃんは11月3日~6日にかけて100本近く動画を削除していました。(ユーチュラ調べ、以下同)
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韓国の治安悪化を訴えていた複数の韓国人YouTuberが動画を削除
デマ情報に対して警察が本格的に捜査を開始したとの報道を受けてか、日本で活動する複数の韓国人YouTuberが動画を次々と削除する事態となっています。
日本生まれの韓国人YouTuber「きばるん」(同76万人)は、今月7日までに50本近くの動画を削除。在日歴20年の知見を活かして日韓の文化の違いや韓国の流行を紹介していたきばるんは、昨年12月ごろから韓国の情勢が深刻であることをYouTubeで発信していました。李在明氏の大統領就任前には「反日派であるイ・ジェミョンだけは、大統領になることを防がないといけない」と主張していました。李在明大統領就任後には、「自分のことを否定されたら社会的に消すっていう、北朝鮮と同じことが今韓国でも起ころうとしています」「今後の私の活動についてなんですけれども、政治に関わる発信は控えていくことをお許しいただけたらなと思っております」などと動画で語っていました。
ほかにも、「トッポギ侍」(同28万人)が約10本の動画を6日までに削除。「ジェホtv」(同13万人)が40本あまりの動画を削除しています。
トッポギ侍は先月26日にカンボジアでの韓国人の監禁型詐欺事件、韓国人の若者の失踪問題、中国人のビザ無しでの入国について語る動画を公開していましたが、7日までに限定公開の切り替えました。動画では、警察の統計やネットニュースを引用して年間7万人以上の人が失踪していることや、外国人が組織を作って韓国国内で犯罪をおこなっていることなどを紹介。動画は150万回以上再生されるなど大きな反響を呼んでいました。
トッポギ侍は同動画のタイトルを当初は「韓国が”中国人をビザ無し”にした結果、犯罪が増えとんでもない事が起きてます」としていましたが、「今、韓国で起きてるカンボジア事件の真相を全てお話しします」へと変更。サムネイル画像も、「今、韓国で大量の若者が死体で発見されてます」との書かれていたのをタイトルと同一のものへと修正しています。
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記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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