谷崎文学をいまおかしんじ監督が映画化。吹越満、菅野恵、小出恵介が共演「鍵」
イチオシスト
夫婦の日記を交互に示す手法で性の深奥を描いた谷崎潤一郎の小説『鍵』を、脚本・監督業30年目を迎えたいまおかしんじの手により新たに映画化することが決定。メインキャストを吹越満、菅野恵、小出恵介が務め、2026年に公開される。

共同脚本はいまおか作品「真夏の果実」に続き、松本稔が担当。市川崑、神代辰己、池田敏春といった監督たちも映画化してきた名作文学が、令和の世界でいかに変容するのか、注目したい。
〈コメント〉
吹越満
どちらかというとMの僕が思いきりMのおじさんを演る映画の撮影が始まります。
かなりタイトなスケジュールでかなりのシーンを撮るみたい。
これは大変ではありますが、Mの俳優にとって楽しみではあるわけです。
菅野恵
原作の艶かしさに怯みそうになりながらオーディションを受けたのですが、頂いたシナリオはその雰囲気ともまた違い、新たな「鍵」としておかしみと温もりのある作品になっていると感じました。いまおか監督のもと、どんな風にシーンが立ち上がっていくのか今からとてもワクワクしています。
小出恵介
いまおか組再び! 木村役の小出恵介です。
前回とは違うしっとり、大人な世界観が台本から薫ります。
不思議なキャラクターばかりの中、果たして木村は何を担うのか・・・。現場でのいまおか節も併せて、楽しみにさせて頂く次第です!
吹越さんとは銀平町ぶり!非常に、非常に楽しみにしております 沢山振り回してもらおう
いまおかしんじ(脚本・監督)
妻を抱きたい。ただそれだけのために愚かなことを繰り返す。涙ぐましくみっともなくそれでも必死に生きようとする人たち。あんたらもアホやけど俺もアホや。お互い悶絶してどんでん返ししましょう。撮影が楽しみでしかない。
「鍵」
出演:吹越満、菅野恵、小出恵介
監督:いまおかしんじ
脚本:いまおかしんじ、松本稔
製作:レジェンド・ピクチャーズ
配給・宣伝:ムービー・アクト・プロジェクト
2026/日本/DCP/カラー/ステレオ
記事提供元:キネマ旬報WEB
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