明大前駅で京王井の頭線のホームを移設【2面4線に拡張で混雑緩和なるか】 京王線の高架化切り替えに合わせて実施(東京都世田谷区)
イチオシスト

京王電鉄は10月15日、京王井の頭線明大前駅のホームを移設すると発表しました。京王線笹塚駅~仙川駅間の連続立体交差事業にともなうもので、明大前駅の京王線ホームは高架化に合わせて南側へ移動。現在の2面2線から、2面4線に拡張される計画です。
京王線笹塚駅~仙川駅間「連続立体交差事業」

京王線は、笹塚駅~仙川駅間の連続立体交差事業を進めています。両駅間の約7.2キロメートルを高架化するもので、実現すれば25ヶ所の踏切がなくなることで踏切待ちがなくなり、交通渋滞が解消。踏切事故のリスクもなくなります。鉄道により分断されていた地域が一体となり、道路や駅前広場の整備なども計画されています。
なお、京王線の高架化・連続立体交差事業は2030年度末に完了する予定です。
【参照】京王 新型車両導入やリニューアル、新宿・永福町駅などの整備、笹塚~仙川の立体交差事業など2025年度の設備投資計画!
https://tetsudo-ch.com/13001184.html
京王線の高架化に合わせて井の頭線ホームを移設

今回、京王井の頭線明大前駅のホームを移設するのは、京王線の高架化に対応する措置です。乗り換え客の利便性を考慮するため、ホームを現在の位置から南側(渋谷方面)に移設。上下線でホームの位置が少しずれて、現在の2面2線から、上下線2線ずつと島式ホーム2面からなる2面4線に増強される計画です。
京王電鉄は準備工事に着手。ホームの移設は京王線明大前駅上り線の高架化切り替え時期に合わせて実施する計画としており、具体的な移設時期などの詳細は「今後の工事の進捗に併せてお知らせする」としています。
渋谷駅を利用するための乗り換え利用が多い明大前駅は、ラッシュ時などに混雑する傾向にあります。ホームの移設が完了すれば、混雑の緩和を期待できそうです。
(TOP画像:Pixta)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
記事提供元:鉄道チャンネル
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