こども食堂、ヤングケアラーを知る『みんなの居場所』 寄り添うきっかけを学ぶ一冊
更新日:
イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
注目の旬ニュースを編集部員が発信!「イチオシ」は株式会社オールアバウトが株式会社NTTドコモと共同で開設したレコメンドサイト。毎日トレンド情報をお届けしています。
学校に通って勉強する子どもたち。外目には分からなくても、それぞれさまざまな苦悩を抱えているのは大人と同じだが、まだ親に「守られている」と思ってしまいがちで、他人が寄り添い手をさしのべるというきっかけはつかめないことが多い。『みんなの居場所』(白矢三恵著、文研出版、税込み1650円)という本が発売された。子どもたちが抱える切実な問題が見えてくる一冊。小学校高学年から読める本で、子どもたち同士の理解や想像力を広げることができそうだ。
物語は、3人のクラスメートの視点で描かれる。玲央は仕事で忙しい父と2人暮らしで、食事はいつもスーパーのお弁当。陸は父と外国人の孤独に悩む継母の3人暮らし。まひるは母と妹と介護が必要な祖母という家族構成で、学校も休みがちだ。そして3人は子ども食堂に居場所を見つける。子どもたちにもさまざまな家庭の問題があることを、ぜひ読者に知ってもらい、寄り添っていける人に成長するきっかけになればとの願いで書かれている。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。