シャイな弟の10年来の夢を叶えたい!旅総距離500㎞のドタバタ九州ドライブ旅:YOUは何しに日本へ?
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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日本を訪れる外国人たちを、空港で勝手に出迎えアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分)。
今回のテーマは、「BINGO! バンジーGO! ドライブ・ア・GO!GO! YOUが奇妙な日本へGO! GO! GO! GO! GO! SP」。記念すべき番組放送555回目となる95分で、果たして、どんな面白YOUに出会えるのか?
【動画】旅総距離500㎞のドタバタ九州ドライブ旅&男3人グルメビンゴ旅

空港で声をかけたのは、イスラエルから来たソフィアさん(24歳)&グレブさん(18歳)の仲良し姉弟。九州の気になる場所を、レンタカーでドライブするそう。
中でも一番の目的地は、鹿児島県・指宿。“砂風呂”を初体験したいそうで、10年前、当時8歳だったグレブさんは、テレビで観てその存在を知ったそう。以来ずっと憧れていたという。

それにしてもなぜ砂風呂? と聞くと、ウマい答えが見つからない弟に代わり、ソフィアさんが「黒い砂の砂風呂が、違う惑星みたいと驚いていたの」と代弁してくれた。
これから夢が叶う心境を聞くと、やっぱり姉が「ここにいるのがまだ夢みたいな感じ」と代弁。ドライブについて行きたいと申し出ると、グレブさんは恥ずかしそうだが、姉の「大丈夫よ!」の承認で密着決定!

2週間後の午前10時、福岡空港近くで2人と再会。レンタカーを借り、「まずは私が九州で行きたい所をたくさん周るわ」とソフィアさん。作ったプランのルートは、なんと総距離500㎞超え! 運転はソフィアさん、スマホナビはグレブさんの担当だが、実は初めてのナビだけにうっかり道を間違えるなど四苦八苦。

ナビ画面を見すぎて車に酔ってしまったグレブさんだが、とりあえず最初の目的地・福岡県の最西端・糸島市に到着し、2人で砂浜を歩く。
こちらは桜井二見ヶ浦という縁結びを願うカップルに人気の観光地で、「日本の夕日100選」にも選出された絶景スポット。カップルではないが、姉の指示で嫌がるグレブさんと白い鳥居の前で撮影。「だってグレブといっぱい写真撮りたいんだもん」とノリノリの姉に対し、グレブさんは嫌がってノリが悪い。
午後3時、宮崎県方面へ移動。美しい田園風景が見えても無関心なグレブさんに対し、ソフィアさんは「もっといろいろなものに興味を持ちなよ」と諭すのだった。

そもそも、なぜ姉弟で指宿を目指すのか。両親は共働きで忙しかったので、6歳上のソフィアさんは、グレブさんにとって母親のような存在だった。だが、ソフィアさんには悩みが。「弟は内気で、休日も全く外に出ようとしないの」。スキーやハイキングに誘っても、「疲れるから」と何事にも無関心で心配だという。
そんな2人に転機が訪れる。グレブさんが高校を卒業して大学に通うため、家を出ることになったのだ。ソフィアさんが「離れ離れになる前に思い出を作っておきたい」と誘うと、珍しく乗ってくれたという。
午後9時、宮崎県入りした2人は宿へ。こうして初日は、約230㎞走破した。

九州ドライブ旅の2日目は、熊本県の阿蘇山へ。山に登って火口を見ようと張り切るソフィアさん。グレブさんは言われるまま車を降り、渋々とついて行く。
が、火口行きのバス乗り場に行った際に衝撃の事実が判明…。阿蘇山の活動が活発化したため、実は3週間前から立ち入り禁止になっていた。想定外の事態に動揺しつつ、泣く泣く阿蘇山を後にする…。
ところがその日のニュースによると、2時間後の午後1時より、火口周辺1㎞の立ち入り規制が解除されていたらしい。なんというタイミングの悪さ…。

気を取り直し、お次は高千穂へ。日本神話の舞台とされ、高千穂峡などの絶景が楽しめるスポットだ。「ボートに乗ってみたい」と期待に胸を膨らます中、今度は雨が降り出した…。ソフィアさんは「雨でも楽しまなきゃ!」とポジティブだが、グレブさんは全く気が進まない。
しかし、オールを握ってボートを漕ぎ始めた途端、状況が一転! グレブさんに、この旅初の笑顔がこぼれたのだ。「もっとやりたい! ここ何往復もしてやる!」と、これまでの無関心がウソのようなやる気を見せ、ソフィアさんも嬉しそう。
雨で霧がかっているが、そんな風景も幻想的でまたよし。いい思い出ができて良かったね!

ボートを漕いでお腹がペコペコになったところで、流しそうめん「千穂の家」へ。
こちらは、割った竹の樋を使った伝統的な風情が楽しめる元祖。実は高千穂は、流しそうめん発祥の地(諸説あり)なのだ。
昭和30年の夏、地元の新聞記者が川の水で冷やして食べたことが起源となり、多くの人が楽しめるよう長い竹を使うようになって全国へと広まったという。
初体験の2人は、流れるそうめんを箸で取ろうとするが、なかなかうまくいかない。だがグレブさんはここでもやる気を見せ、「楽しくて美味い」と大いに盛り上がるのだった。
そして次は、いよいよグレブさんの10年越しの夢・指宿にある宿へ。グレブさんは、憧れの町に来られただけでテンション爆上がり! こうして2日間で約500㎞を完走した。

九州ドライブ旅3日目は、天気も回復し、いよいよ念願の砂風呂へ!
やって来たのは、10年前にテレビで観た「山川砂むし温泉 砂湯里」。イスラエルのビーチの砂は真っ白なので、「黒い砂は僕には奇妙な世界に見えて、いつか自分も行ってみたいと思った」という。そんなグレブさんのために、ソフィアさんが調べて予約してくれたそうだ。ちなみに、砂が黒い理由は火山灰。指宿周辺には火山が多いため、太古から多くの火山灰が降り注いだ。砂浜のそんな火山灰が波で削られ、黒い砂粒になったそう。

まずはソフィアさんから砂風呂へ。横になったところに、温泉スタッフとグレブさんがスコップで砂をかけていく。ここで、スタッフの顔を見たグレブさんは、ある質問を投げかける。「10年前、海外番組の取材をあなたが受けていましたよね?」。
スタッフさんがはっきり思い出せないようなので、スマホで当時の番組動画を見てもらったところ、やっと記憶が鮮明に。砂風呂に憧れるきっかけとなった方に会えるとは…ミラクル~!

完全に埋まったソフィアさんは、砂風呂の中で爆睡中。グレブさん、50℃の砂の中で「めっちゃ気持ちいいです」とご満悦だ。
指宿の砂風呂の起源は、約500年以上前。地下を流れる高音の源泉が砂浜を温め、そこに浸かる湯治として古くから親しまれてきた。特に天然の砂風呂は、世界でも指宿だけというから貴重だ。「テレビで観た時は奇妙だと思ったけど、実際は穏やかな気分になれて心地いいんだね。本当に体験できてよかった!」。

最初は無表情だったグレブさんが、すっかりいい笑顔になったところで密着は終了。
「この旅は全部がいい思い出になったよ。これからはもっといろいろなことに挑戦してみたいな。次は僕がプランを立てて、姉ちゃんを旅行に連れて行くよ!」と、前向きになったグレブさん。ソフィアさん、良かったね! これからも姉弟で仲良くしてね~!
今回のテーマは、「BINGO! バンジーGO! ドライブ・ア・GO!GO! YOUが奇妙な日本へGO! GO! GO! GO! GO! SP」。記念すべき番組放送555回目となる95分で、果たして、どんな面白YOUに出会えるのか?
【動画】旅総距離500㎞のドタバタ九州ドライブ旅&男3人グルメビンゴ旅

空港で声をかけたのは、イスラエルから来たソフィアさん(24歳)&グレブさん(18歳)の仲良し姉弟。九州の気になる場所を、レンタカーでドライブするそう。
中でも一番の目的地は、鹿児島県・指宿。“砂風呂”を初体験したいそうで、10年前、当時8歳だったグレブさんは、テレビで観てその存在を知ったそう。以来ずっと憧れていたという。

それにしてもなぜ砂風呂? と聞くと、ウマい答えが見つからない弟に代わり、ソフィアさんが「黒い砂の砂風呂が、違う惑星みたいと驚いていたの」と代弁してくれた。
これから夢が叶う心境を聞くと、やっぱり姉が「ここにいるのがまだ夢みたいな感じ」と代弁。ドライブについて行きたいと申し出ると、グレブさんは恥ずかしそうだが、姉の「大丈夫よ!」の承認で密着決定!

2週間後の午前10時、福岡空港近くで2人と再会。レンタカーを借り、「まずは私が九州で行きたい所をたくさん周るわ」とソフィアさん。作ったプランのルートは、なんと総距離500㎞超え! 運転はソフィアさん、スマホナビはグレブさんの担当だが、実は初めてのナビだけにうっかり道を間違えるなど四苦八苦。

ナビ画面を見すぎて車に酔ってしまったグレブさんだが、とりあえず最初の目的地・福岡県の最西端・糸島市に到着し、2人で砂浜を歩く。
こちらは桜井二見ヶ浦という縁結びを願うカップルに人気の観光地で、「日本の夕日100選」にも選出された絶景スポット。カップルではないが、姉の指示で嫌がるグレブさんと白い鳥居の前で撮影。「だってグレブといっぱい写真撮りたいんだもん」とノリノリの姉に対し、グレブさんは嫌がってノリが悪い。
午後3時、宮崎県方面へ移動。美しい田園風景が見えても無関心なグレブさんに対し、ソフィアさんは「もっといろいろなものに興味を持ちなよ」と諭すのだった。

そもそも、なぜ姉弟で指宿を目指すのか。両親は共働きで忙しかったので、6歳上のソフィアさんは、グレブさんにとって母親のような存在だった。だが、ソフィアさんには悩みが。「弟は内気で、休日も全く外に出ようとしないの」。スキーやハイキングに誘っても、「疲れるから」と何事にも無関心で心配だという。
そんな2人に転機が訪れる。グレブさんが高校を卒業して大学に通うため、家を出ることになったのだ。ソフィアさんが「離れ離れになる前に思い出を作っておきたい」と誘うと、珍しく乗ってくれたという。
午後9時、宮崎県入りした2人は宿へ。こうして初日は、約230㎞走破した。

九州ドライブ旅の2日目は、熊本県の阿蘇山へ。山に登って火口を見ようと張り切るソフィアさん。グレブさんは言われるまま車を降り、渋々とついて行く。
が、火口行きのバス乗り場に行った際に衝撃の事実が判明…。阿蘇山の活動が活発化したため、実は3週間前から立ち入り禁止になっていた。想定外の事態に動揺しつつ、泣く泣く阿蘇山を後にする…。
ところがその日のニュースによると、2時間後の午後1時より、火口周辺1㎞の立ち入り規制が解除されていたらしい。なんというタイミングの悪さ…。

気を取り直し、お次は高千穂へ。日本神話の舞台とされ、高千穂峡などの絶景が楽しめるスポットだ。「ボートに乗ってみたい」と期待に胸を膨らます中、今度は雨が降り出した…。ソフィアさんは「雨でも楽しまなきゃ!」とポジティブだが、グレブさんは全く気が進まない。
しかし、オールを握ってボートを漕ぎ始めた途端、状況が一転! グレブさんに、この旅初の笑顔がこぼれたのだ。「もっとやりたい! ここ何往復もしてやる!」と、これまでの無関心がウソのようなやる気を見せ、ソフィアさんも嬉しそう。
雨で霧がかっているが、そんな風景も幻想的でまたよし。いい思い出ができて良かったね!

ボートを漕いでお腹がペコペコになったところで、流しそうめん「千穂の家」へ。
こちらは、割った竹の樋を使った伝統的な風情が楽しめる元祖。実は高千穂は、流しそうめん発祥の地(諸説あり)なのだ。
昭和30年の夏、地元の新聞記者が川の水で冷やして食べたことが起源となり、多くの人が楽しめるよう長い竹を使うようになって全国へと広まったという。
初体験の2人は、流れるそうめんを箸で取ろうとするが、なかなかうまくいかない。だがグレブさんはここでもやる気を見せ、「楽しくて美味い」と大いに盛り上がるのだった。
そして次は、いよいよグレブさんの10年越しの夢・指宿にある宿へ。グレブさんは、憧れの町に来られただけでテンション爆上がり! こうして2日間で約500㎞を完走した。

九州ドライブ旅3日目は、天気も回復し、いよいよ念願の砂風呂へ!
やって来たのは、10年前にテレビで観た「山川砂むし温泉 砂湯里」。イスラエルのビーチの砂は真っ白なので、「黒い砂は僕には奇妙な世界に見えて、いつか自分も行ってみたいと思った」という。そんなグレブさんのために、ソフィアさんが調べて予約してくれたそうだ。ちなみに、砂が黒い理由は火山灰。指宿周辺には火山が多いため、太古から多くの火山灰が降り注いだ。砂浜のそんな火山灰が波で削られ、黒い砂粒になったそう。

まずはソフィアさんから砂風呂へ。横になったところに、温泉スタッフとグレブさんがスコップで砂をかけていく。ここで、スタッフの顔を見たグレブさんは、ある質問を投げかける。「10年前、海外番組の取材をあなたが受けていましたよね?」。
スタッフさんがはっきり思い出せないようなので、スマホで当時の番組動画を見てもらったところ、やっと記憶が鮮明に。砂風呂に憧れるきっかけとなった方に会えるとは…ミラクル~!

完全に埋まったソフィアさんは、砂風呂の中で爆睡中。グレブさん、50℃の砂の中で「めっちゃ気持ちいいです」とご満悦だ。
指宿の砂風呂の起源は、約500年以上前。地下を流れる高音の源泉が砂浜を温め、そこに浸かる湯治として古くから親しまれてきた。特に天然の砂風呂は、世界でも指宿だけというから貴重だ。「テレビで観た時は奇妙だと思ったけど、実際は穏やかな気分になれて心地いいんだね。本当に体験できてよかった!」。

最初は無表情だったグレブさんが、すっかりいい笑顔になったところで密着は終了。
「この旅は全部がいい思い出になったよ。これからはもっといろいろなことに挑戦してみたいな。次は僕がプランを立てて、姉ちゃんを旅行に連れて行くよ!」と、前向きになったグレブさん。ソフィアさん、良かったね! これからも姉弟で仲良くしてね~!
記事提供元:テレ東プラス
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