日本勢トップの4位フィニッシュ 金谷拓実がフルシード獲得へ大前進「最後までチャンスある」
<ベイカレントクラシック Presented by LEXUS 最終日◇12日◇横浜CC(日本)◇7315ヤード・パー71>
来季シード獲得に向けて正念場の金谷拓実が、最終日にこの日のベストスコアとなる「62」をマーク。圧巻の9バーディ・ボギーなしのゴルフを披露し、日本勢最上位となるトータル14アンダー・4位タイで4日間を締めくくった。
「前半からいいプレーができたし、後半も勝負どころでいいパットが入って、いいラウンドになったと思います」
安定したティショットを武器に、フェアウェイキープ率は全体5位となる86.67%(13/15)を記録した。パーオン率は72.22%(13/18)で、パーオン後の平均パット数は「1.31」と全体2位。チャンスにつけたパットを確実に沈めていった。
初日は台風の影響で強風が吹く一日となったが、「68」をマークして日本勢最上位の4位スタートを切った。2日目と3日目はともに「70」とスコアを伸ばしあぐねたものの、「(最終日も)同じような気持ちでプレーしていた。きょうはたくさんパッティングが入って、結果に表れてくれました」と、好スコアの要因を振り返った。
フェデックスカップ・ランキングでは、100位以内がフルシード、101位から125位が“準シード”と呼ばれる限定的な出場権を得られる。金谷は今大会で104ポイントを加算し、ランキング113位に浮上。限定的ながらも出場権を確保できるポジションまでジャンプアップした。
フォールシリーズは残り4試合。「最後までチャンスはあると思うから、とにかく自分らしいプレーを続けて頑張ります」と力を込めた。
最後に、駆けつけたファンへの感謝の思いも口にした。「応援してもらえることはすごく力になるし、今週もそれがすごく身に染みた。肌で感じることができたし、今週いいプレーができたのも、そういう応援や力があったから。すごく支えになったと思います」。
米ツアー唯一の日本決戦で弾みをつけた27歳は、フルシード獲得を目指し、再び米国での戦いへと戻る。(文・齊藤啓介)
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