「なにわ淀川花火大会」10/18(土)開催! 最寄り駅やアクセス情報、交通規制情報におすすめ観賞スポットもお届け(大阪市淀川区)
2025年10月18日(土) 「第37回なにわ淀川花火大会」が開催されます。今年も国内最高峰の花火師たちが壮大な花火を打ち上げ。音楽とシンクロする華やかな花火演出を楽しめます。例年は夏に開催していますが、今年は「2025大阪・関西万博」の影響で秋開催に。既に有料観覧席が売り切れになるほど注目のイベントです。
ここでは、今年のプログラムや当日のアクセス情報と交通規制情報、当日でも観賞可能なスポットなど、当日までに知っておきたい情報を解説します。
「なにわ淀川花火大会」の特徴と概要
「なにわ淀川花火大会」は、水都大阪を流れる淀川のほとりで開催される、大阪の秋の風物詩です。
誕生の背景
「なにわ淀川花火大会」のルーツは昭和の終わりから平成初期にかけて開催されていた「十三どんとこい祭」。その運営委員会を母体に、1989年に「平成淀川花火大会」として誕生しました。街の活性化を願い、17年間にわたり地域に愛され続けたのち、2006年からは新たな後援を受け「なにわ淀川花火大会」と名称を改めました。
地域とともに育つ花火大会
最大の特徴は、行政主導ではなく、地域住民や地元企業・団体・商店の寄付によって成り立つ“手作りの花火大会”であること。運営を担うのは、地元のボランティアスタッフと「なにわ淀川花火大会運営委員会」です。地域の思いを込めて作り上げられる花火大会は、今や大阪を代表するイベントへと成長し、全国から注目を集めています。
開催概要
第37回なにわ淀川花火大会
開催日時:2025年10月18日(土) 19時30分~20時30分(予定)
※開場は17時からの予定です、荒天の場合は中止となります
会場:新御堂筋・新淀川大橋より下流国道2号線・淀川大橋までの淀川河川敷
会場へのアクセスと最寄り駅
「なにわ淀川花火大会」の花火は淀川で打ち上げられます。会場は、阪急神戸線・宝塚線・京都線が乗り入れる「十三駅」から徒歩約15分、JR神戸線「塚本駅」から徒歩約20分。両駅の中間あたりが会場となり、中央階段から河川敷内に入場できます。(中央階段は有料観覧席のチケットがある人のみ利用できます)
なお、2025年度は高速道路工事にともない、梅田側の河川敷は完全立入禁止となります。有料・無料問わず観覧場所がないためご注意ください。
当日は阪急鉄道の座席指定車両利用を制限

花火大会当日、十三駅のホームや、十三駅から花火会場への道のりは大変な混雑が予想されます。そのため、十三駅を出発駅・到着駅とする座席指定車両(PRiVACE)の利用が一部制限されます。
17時頃から十三駅を出発する座席指定車両は、大阪梅田駅で乗り換えが推奨されています。また、20時以降に十三駅を出発する京都河原町方面行きの座席指定車両は扉が封鎖され、十三駅で乗り降りできません。十三駅を出発駅とする京都河原町方面行きの列車の予約を控えましょう。
当日は交通規制にも注意
花火大会当日、会場周辺は混雑が予想されるため、18時~(一部エリアは13時~)大規模な交通規制を予定しています。車両通行禁止エリアや車線規制エリア、歩行者も通行できなくなるエリアもあるため、花火観賞は公共交通機関で向かうことを心がけましょう。
また、前述の通り梅田側の河川敷は立入禁止となります。
2025年の「なにわ淀川花火大会」プログラム内容は?
2025年のプログラムは「新・進・信・心・真」5つのシーンで構成され、国内最高峰の花火師たちが手がける60分間の壮大な花火エンターテインメントショーが繰り広げられます。音楽とシンクロする華やかな花火演出は、まさに都市型花火大会の頂点にふさわしい内容です。
シーン1「新」
オープニングを飾るのは、愛知県の老舗「磯谷煙火店」。内閣総理大臣賞の受賞歴を持ち、この大会のために作品を制作。発色豊かな芸術花火が夜空を彩り、華やかでダイナミックな幕開けとなります。使用楽曲はロッシーニの「ウィリアム・テル序曲」とAdoの「新時代」。
シーン2「進」
続いて登場するのは長野県の「アルプス煙火工業」。和火から五色の煌めきへの移ろいを表現し、速射一斉100発の虹花火が夜空を埋め尽くします。楽曲にはMrs.GREEN APPLEの「ケセラセラ」とYOASOBIの「あの夢をなぞって」が選ばれ、会場のボルテージを一気に高めます。
シーン3「信」
群馬県の「灯屋煙火店」が手がけるテーマは「信じる力」。2025年の大阪・関西万博の精神を反映し、未来を信じて生き抜く力を花火で表現します。Coldplay「Viva La Vida」や椎名林檎&浮雲の「長く短い祭」に合わせ、時差式による色彩変化が観客を魅了します。
シーン4「心」
長野県の「信州煙火工業」は、自社製造にこだわり、コンピューター制御による緻密な演出が得意。世界初の虹色の花束「レインボーマイン」や花をモチーフにした創造花火「ランタナ」「月下美人」、紅葉を思わせる芸術花火「綾錦」など、独創的な作品を披露します。Official髭男dism「SameBlue」やKing Gnu「ねっこ」が花火と融合し、感動のセミファイナルを演出します。
シーン5「真」
フィナーレを飾るのは長野県伊那市の「伊那火工堀内煙火店」。全国の競技会で高く評価される尺玉や、水面に咲く大迫力の水中花火が夜空と川面を埋め尽くします。Superfly「愛をこめて花束を」とエルガー「威風堂々」に合わせ、観客と会場が一体となる圧巻のクライマックスが展開されます。
花火大会のおすすめ観賞スポット
今年の「なにわ淀川花火大会」の有料観覧席は、既に売り切れとなっています。近隣の公園やグラウンドなどから花火を観賞することができますが、大阪の中心部に位置するため、会場周辺には高層ビルが多く、せっかくの花火が見えにくい場所も。ここでは、比較的花火を観賞しやすい、おすすめスポットを紹介します。
淀川沿いの一般無料会場
有料観覧スペースを挟むように設けられたスペースで、混雑しますが臨場感のある花火を観賞できます。当日12時まで場所取りは禁止されているため、それ以前に場所取りをしても撤去されてしまうため、注意しましょう。
西中島地区野球場
十三駅寄りの一般無料会場に隣接しており、川沿いのため視界を遮るものが少ないおすすめスポット。最寄り駅は御堂筋線西中島南方駅で、徒歩15分程度です。
浦江公園
JR福島駅や阪急中津駅から徒歩圏内のため、公共の交通機関で訪れやすい立地。花火の打ち上げ場所からやや離れている分、ゆったりと観賞しやすいスポットです。少し早めに行って観やすい場所を確認しておきましょう。
本庄公園
御堂筋線中津駅から徒歩約10分。遊具やトイレがあり、子ども連れで観たい人に向いています。会場からはやや距離があるため、木や建物で花火が隠れにくい場所を選びましょう。
全国屈指の煙火師たちが競演する「なにわ淀川花火大会」。音楽と花火の融合、独創的な演出、大迫力の水中花火まで盛り込み、大阪の空を彩る約60分間のショーは感動すること間違いなしです。
(画像:Pixta、なにわ淀川花火大会運営委員会)
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記事提供元:鉄道チャンネル
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