米ツアー勢に勝って完全Vに「めっちゃうれしい!」 河本結が“異例の最終日”につかんだ今季2勝目
<スタンレーレディスホンダ 最終日◇12日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇3281ヤード・パー36(変則9ホール)>
早朝に発生した濃霧により、スタートが4時間遅れた最終日。さらに1988年のツアー制度施行後初となった“変則9ホール”(1、9、10、11、14、15、16、17、18番)で行われるという異例の大会で、河本結が今年8月の「北海道meijiカップ」に続く今季2勝目を挙げた。
初日から首位を守ってきた安定感は、短期決戦でも変わらない。1番で2メートルのチャンスをものにすると、2ホール目となった9番パー4でも2打目をベタピンにつけて拍手喝采のバーディ。その後もパー5の11番(4ホール目)、そしてパー3の16番(7ホール目)でバーディを重ね、最後は3打差をつける見事な逃げ切り優勝だった。
完全優勝で手にしたツアー通算4勝目。会場はギャラリーからの大きな拍手と、「優勝おめでとう!」の声が飛び交った。優勝後のインタビューでは「きのうも雨のなか、最後まで熱い声援ありがとうございました」とまずは感謝の想いを伝える。
早朝発生した待ち時間は、「いろんな感情を放置するため本を読んだり、寝たり」と静かにスタートを待った。そしてラウンドが始まると、その短いラウンドを一気に駆け抜ける。
2位に続いたのは、今季米ツアー1勝の岩井千怜。他にも6位の古江彩佳ら、今週は6人の米ツアー組がいたが、そのフィールドで勝ったことについては「めっちゃうれしい!」と、ひときわ声も明るくなる。「自分もアメリカに行った身。疲れはあったと思うけど凱旋した選手と戦えるのは幸せ。そこで勝てたのは自信になります」と笑顔で答えた。
「自分のゴルフ人生の中で、思い出に残る1勝になりました」という貴重な勝利を、今季3勝目、4勝目へとつないでいく。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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