新兵器“トラススパイダー”も手応え ルーキー都玲華がプレー中に感激「なんかもう見惚れてました(笑)」
<スタンレーレディスホンダ 初日◇10日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6435ヤード・パー72>
3試合連続で予選落ちが続くルーキーの都玲華が、3アンダー・28位タイでの滑り出しに安堵の表情を浮かべた。
グリーン上でその手に握られているのは、新たなパターだ。今週からテーラーメイドの『スパイダー ツアーX トラスパター』を使用している。人気シリーズのヘッドで、そのネック部分がトラス構造になっている一本。都自身、スパイダーシリーズを使うのも「初めてです」というが、それもハマった。
今季1ラウンド当たりの平均パット数は『30』で57位。その改善のため選んだ1本ともいえる。今週、初めて試したが、「打った瞬間から音、構えた時の座り具合が良くて、全部がお気に入りです」と一目惚れし、即投入を決めた。「スライスラインを浅く強く打ってしまうなど、色んな問題があったんですけど、そこもしっかり修正できたので、良かったです」と納得の表情だ。
最終18番でも、2メートルを決めてバーディ締め。「ちょいフックだけど、右カップいっぱいで狙って、真ん中から入りました」と、気持ちよく上がることができた。
「不安と、やってきたから大丈夫という気持ちが両方ある…でも不安の方が大きかった」というのが、スタート前の気持ち。それでも同組でプレーした選手の姿もモチベーションを上げる要因になった。
初日は、大会を主催するスタンレー電気所属の金田久美子と、今季1勝の安田祐香とプレー。「いつもお2人ともたくさんギャラリーを引き連れているけど、きょうもすごかったです。2人ともキレイだし、ゴルフもめっちゃうまいし、なんかもう見惚れてました。すごい優しいし、楽しかった。1番の特等席でした」と笑った。
「日本女子オープン」の出場権がなかった先週は、地元・徳島に帰り骨休め。「家にいること自体がリフレッシュです。お母さんのご飯を食べられたのが1番良かったし、おじいちゃん、おばあちゃんにも会えたし。帰れるだけで、もうリフレッシュ確定です」。気持ちも整い、天真爛漫さも戻ってきた。
「明日もスコアを伸ばせるように。天気が悪いから、どうなるかわからないですけど、雨が降るとまたコンディションも難しくなる。グリーンは止まるけど、そこら辺もしっかり対応できるようにしたい」。2日目も、前日と同じ金田、安田との組み合わせ。力を十分に発揮できそうだ。
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