石川遼にとって14番は鬼門? 「ロケーション的に苦手」で2日連続の“トリ”
<ベイカレントクラシック Presented by LEXUS 2日目◇10日◇横浜CC(日本)◇7315ヤード・パー71>
初日、59位と出遅れた石川遼。「コンディションは優しかった」と話すように、強風に見舞われた初日とは打って変わって穏やかな天候となったが、2バーディ・1ボギー・1トリプルボギーの「73」とスコアを伸ばせず、トータル5オーバー・69位タイに後退した。
出だしでバーディを奪う好スタートを切ったものの、その後は「チャンスも作れていたが、ミドルパットを決められなかったリ、(パットが)強め強めで外れたり」と振り返る。パットの貢献度は『-0.761』の49位と、グリーン上で苦戦を強いられた。
さらに14番では、2日連続のトリプルボギー。右ドッグレッグのこのホールは、右にOB、左には急な傾斜が待ち構え、見た目以上に落としどころが非常に狭い。「ロケーション的に苦手」と明かす通り、初日は右OB、2日目は左へ曲げて傾斜を転がり、隣のホールまで行くトラブルとなった。
初日のOBを引きずり「それだけは打ちたくない」と意識した結果、左に引っ張りすぎてしまったという。「一気にゲームを壊してしまった。ティショットがうまい選手との違い」と、ポツリとつぶやいた。
それでも、「ティショットで苦手なロケーションは大分、減ってきている。いままで打ちにくかったホールも打てるようになっている」とも話す。だからこそ鬼門となっている14番についても「割り切って刻むしかない」と大きく悲観してはいない。
スコアを落とした一日ではあったが、「ショットの内容はよくなった」と手応えも感じている。残り2日間は「トータルでアンダーパーに持って行けるように目指したい」。12月には米ツアーの予選会も控えるだけに、このまま終わるわけにはいかない。(文・齊藤啓介)
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