我が子が麻薬に手を出し…「北朝鮮は真面目に生きる人が死ぬ国」異例の脱北者が「階級制度」「壮絶な半生」を激白!
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「じっくり聞いタロウ~スター近況㊙報告~」(毎週木曜深夜0時)。10月9日(木)の放送は、「北朝鮮での半生を暴露!命懸けで脱北した男と女SP」をお届け!
【動画】我が子が麻薬に手を出し…「北朝鮮は真面目に生きる人が死ぬ国」&万景峰号に乗り「地上の楽園」へ…衝撃の光景

NGO「モドゥモイジャ」代表の李ソラさん(55)は、1970年に北朝鮮の田舎で生まれた。
北朝鮮には国民の地位を先祖の職業や経歴などに応じて決定する「成分」(階級制度)があり、地位の高い順に、核心階層>動揺階層>敵対階層の3つに分けられるそう。李さんの父親は、最も地位の高い核心階層の家系だった。

実は、2017年5月11日放送回に李さんの母親が出演し、北朝鮮での生活ぶりを話していた。17歳の時に北朝鮮に渡った母親は動揺階層。階級違いのパートナーと結婚した場合、階級は下に合わせる決まりがあるため、父親も動揺階層に。
そして、同じ北朝鮮人であるにも関わらず、母親が「日本生まれ」というだけで李さん一家は動揺階層の中でも一際低い地位となり、友人の兄に石をぶつけられたり、先生から叩かれたりと、差別を受けるようになったという。
李さんは両親に理由を聞いたが、何も答えてくれなかったそう。
李さんは、ストレス発散のため勉強に打ち込み、高校でもトップの成績を収めるが、大学進学で最も重要なのは階級で、次が健康状態、成績はその次になるため、進学はあきらめていた。
しかし、李さんの答案を見た大学教授が、彼女を自身の学部に推薦。「中央大学」という北朝鮮でもトップレベルの大学に異例の進学を果たす。

その後、李さんは就職、結婚して2人の子どもを育てていたが、ある日子どもが麻薬に手を出し、隣人を襲う事件が発生。未成年の子が麻薬に手を出す状況に、李さんは「北朝鮮は真面目に生きる人が死ぬ国」と感じたという。
「自分の子どもを麻薬中毒にさせるわけにはいかない」と、李さんは2007年12月に一家揃っての脱北を決意。中国との国境へ行くため、労働党幹部に賄賂を渡し、偽の通行証を発行して李さんと子ども、夫の二手に分かれて移動する作戦をとるが、夫が第一検問所をクリアできず捕まってしまう。
夫は李さんに「戻ってきなさい!」と言ったそうだが、彼女は「子どもをこれ以上危険な目に遭わせられない」と、夫を残して国境付近の川を越えて脱北した。
李さんの夫は政府に強制離婚させられて処罰を免れ、その後は再婚したという。
【動画】我が子が麻薬に手を出し…「北朝鮮は真面目に生きる人が死ぬ国」&万景峰号に乗り「地上の楽園」へ…衝撃の光景

NGO「モドゥモイジャ」代表の李ソラさん(55)は、1970年に北朝鮮の田舎で生まれた。
北朝鮮には国民の地位を先祖の職業や経歴などに応じて決定する「成分」(階級制度)があり、地位の高い順に、核心階層>動揺階層>敵対階層の3つに分けられるそう。李さんの父親は、最も地位の高い核心階層の家系だった。

実は、2017年5月11日放送回に李さんの母親が出演し、北朝鮮での生活ぶりを話していた。17歳の時に北朝鮮に渡った母親は動揺階層。階級違いのパートナーと結婚した場合、階級は下に合わせる決まりがあるため、父親も動揺階層に。
そして、同じ北朝鮮人であるにも関わらず、母親が「日本生まれ」というだけで李さん一家は動揺階層の中でも一際低い地位となり、友人の兄に石をぶつけられたり、先生から叩かれたりと、差別を受けるようになったという。
李さんは両親に理由を聞いたが、何も答えてくれなかったそう。
李さんは、ストレス発散のため勉強に打ち込み、高校でもトップの成績を収めるが、大学進学で最も重要なのは階級で、次が健康状態、成績はその次になるため、進学はあきらめていた。
しかし、李さんの答案を見た大学教授が、彼女を自身の学部に推薦。「中央大学」という北朝鮮でもトップレベルの大学に異例の進学を果たす。

その後、李さんは就職、結婚して2人の子どもを育てていたが、ある日子どもが麻薬に手を出し、隣人を襲う事件が発生。未成年の子が麻薬に手を出す状況に、李さんは「北朝鮮は真面目に生きる人が死ぬ国」と感じたという。
「自分の子どもを麻薬中毒にさせるわけにはいかない」と、李さんは2007年12月に一家揃っての脱北を決意。中国との国境へ行くため、労働党幹部に賄賂を渡し、偽の通行証を発行して李さんと子ども、夫の二手に分かれて移動する作戦をとるが、夫が第一検問所をクリアできず捕まってしまう。
夫は李さんに「戻ってきなさい!」と言ったそうだが、彼女は「子どもをこれ以上危険な目に遭わせられない」と、夫を残して国境付近の川を越えて脱北した。
李さんの夫は政府に強制離婚させられて処罰を免れ、その後は再婚したという。
記事提供元:テレ東プラス
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