「たくさん応援してくれていたのに」 松山英樹は悔しさ残る1オーバー発進
<ベイカレントクラシック Presented by LEXUS 初日◇9日◇横浜CC(日本)◇7315ヤード・パー71>
日本のエース・松山英樹を一目見ようと、横浜CCには多くのギャラリーが詰めかけた。しかし、「雰囲気は最高ですが、プレーがそれについていけなかった」。3バーディ・4ボギーの1オーバー・34位タイと悔しいスタートとなった。
朝から強い風が吹き、タフなコンディションとなった。「練習で回っている時とは比べものにならない。タフで難しかったですね」と振り返る。スタートの1番では、ティショットがやや捕まり気味で左ラフへ。木越えのセカンドショットはピン方向へ向かったがオーバー。そこから“寄せワン”でパー発進とした。
3番パー3では、グリーン奥にピンが切られた難しいポジションに加え、風はフォロー。ティショットはグリーン左サイドに外れ、アプローチも寄せきれなかった。上りのパットを残したが、わずかにカップを外れてボギーが先行した。
その後もグリーンを捉えられず、さらにはバンカーに捕まる場面が何度もあった。フェアウェイキープ率は80%(12/15)と高かったが、パーオン率は61.11%(11/18)。また、「フェアウェイに行ってはいますが、感触はほとんど良くなかった」と話すように、フィニッシュでクラブから手を離すことも少なくなかった。
それでも最終18番では、セカンドショットを3メートルにつけてチャンスを演出。バーディこそ逃したが、「最後にいいショットを打てた。あすにつながる部分もあるんじゃないかな」と手応えを口にした。
納得のいく内容ではなかったが、首位とはまだ5打差。「たくさん応援してくれていたのに、なかなか思うパフォーマンスが出せなくて悔しい。またあすからしっかりと伸ばして、上位に迫っていけるように頑張ります」。ファンの声援を力にして、巻き返しを図る。(文・齊藤啓介)
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