通行人に“注射ドッキリ”仕掛けた仏インフルエンサー、懲役6カ月の判決を受ける
通りすがりの人々に注射器を刺すドッキリで、フランスのインフルエンサーが懲役6カ月の判決を受けたことが報じられました。
後ろから忍び寄り、注射器を刺すふり
フランス人インフルエンサー、「アミン・モヒート」ことイラン・Mは6月、 通行人に向かって注射を刺すふりをするいたずら動画をSNSに投稿していました。Xで拡散されている動画を確認すると、帽子とマスクで顔を隠したイランは、座って休憩している人の後ろから忍び寄り、注射器を首や腕に押し付けてその反応を楽しんでいます。悲鳴を上げて逃げる人もいれば怒って反撃する人もいました。
注射器にはキャップが付けられており、実際に針が注射されたわけではないことが明らかになっています。しかし、10月3日、パリ刑事裁判所は、嫌がらせ、脅迫、および過去の犯罪行為に関連する罪で、懲役12カ月(うち6カ月執行猶予)の有罪判決を下しました。
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注射器を用いた犯罪の深刻化
6月24日にセーヌ川岸で開催された音楽フェスティバル「フェット・ド・ラ・ミュージック」では、145人が何者かに注射針で刺される被害を報告していることが現地メディアにより報じられました。相手の同意なしに注射針を使って薬物を注入しレイプなどに及ぶ犯罪は「ニードルスパイキング」と呼ばれており、西洋では深刻な問題になっています。こうした背景もあり、検察はイランが、意図的か否かにかかわらず、音楽フェスティバルという大規模な場での犯罪を助長した側面もあると考えているようです。
イラン・Mのいたずら動画を掲載した日本人ユーザーによるXの投稿は、3日で2300万回表示されるなど大きな反響を呼んでいます。実際に針を刺していると勘違いするユーザーもおり、「空気注射って4ぬやつだよね? 6ヶ月??えっ??」「これ使い回しでしょ針ありならやばいね」「半年とか抑止力として弱過ぎる」といった反応が寄せられていました。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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