防水性が高いスマホはどれ? 雨の日でも安心して使える水没に強い機種3選
私たちの生活に欠かせないインフラとなったスマートフォン。利用シーンが広がるにつれ、海やプールといったレジャーシーンや、急な雨の中、お風呂でのリラックスタイムなど、水没のリスクが高い環境でスマホを使いたいという人も多いでしょう。
しかし、「防水スマホだから大丈夫」と安易に考えてしまうのは危険です。スマートフォンの防水性能には限界があり、誤った使い方をすると簡単に故障してしまいます。
そこでこの記事では、スマートフォンの防水性能の基礎知識から、水に強いおすすめの最新スマートフォン3選、そして水没を防ぐための注意点まで、詳しく解説していきます。

知っているようで知らない?スマホの防水性能「IP等級」とは
スマートフォンのカタログなどで「IP68」などの表記を見たことはありませんか?
これは「IP」はInternational Protection(侵入に対する保護)コードと呼ばれる、電子機器の防塵・防水性能を示す国際的な規格です。

現在販売されている多くのハイエンドスマートフォンは、最高の防塵性能である「IP6X」と、高い防水性能を持つ「IPX8」や「IPX7」を組み合わせた「IP68」に対応しています。
これにより、日常生活における雨や水しぶきはもちろん、うっかり水の中に落としてしまった場合でも、すぐに拾い上げれば故障のリスクを大幅に減らすことができます。
しかし、注意したいのは、この試験が「常温の真水」で行われているという点です。そのため、お風呂のお湯、海水、プール、ジュース、石鹸水などがかかった場合の動作は保証されていません。
これらが原因で故障した場合、保証の対象外となる可能性が高いことを覚えておきましょう。
水辺でも安心!おすすめの高性能防水スマートフォン3選
長時間水に浸したり、意図的に海水に入れたりしない限り、水辺でも安心して使える高性能防水スマホを3機種ご紹介します。
Google Pixel 10 Pro

Googleの最新フラッグシップモデルである「Pixel 10 Pro」は、IP68の高い防水・防塵性能を備えています。Googleならではの先進的なAI機能と、誰でも簡単に美しい写真が撮れると定評のあるカメラ性能が魅力です。最新のGoogle AIが、撮影した写真の不要な映り込みを消したり、動画の音声をクリアにしたりと、編集作業を強力にサポートします。日常使いから特別な瞬間まで、あらゆるシーンで活躍する一台です。

iPhone 17 Pro

2025年9月に登場したAppleの最新モデル「iPhone 17 Pro」は、業界最高クラスのIP68の防水・防塵性能を誇り、最大水深6メートルで最大30分間の耐水性能があるとされています。
前モデルからさらに進化したA19 Proチップによる圧倒的な処理性能は、あらゆる作業を快適にします。
カメラシステムも刷新され、特に暗所での撮影能力が向上。アルミニウム製Unibodyフレームにより軽量化と優れた放熱性を両立し、所有満足度も高い一台です。

Samsung Galaxy S25 Ultra

Samsungの最上位モデル「Galaxy S25 Ultra」も、IP68の防水・防塵性能に対応しています。最大の魅力は、2億画素を誇る広角カメラと、高倍率のスペースズーム。遠くの被写体も驚くほど鮮明に撮影できます。本体に内蔵された「Sペン」は、メモ書きからイラスト制作、リモート撮影まで、このモデルならではの体験を提供します。

「防水スマホ」を長く使い続けるための注意点
IP68の高い防水性能を持つスマートフォンでも、使い方を誤れば水没・故障のリスクは常に存在します。大切なスマートフォンを守るために、以下の点に注意してください。
お風呂での使用は「非推奨」
シャンプーや石鹸、入浴剤の成分は、マイクやスピーカーの開口部を詰まらせるおそれがあります。また湯気のような細かい水の粒子は、スマートフォンの内部に侵入しやすい性質があります。どうしてもお風呂で使いたい場合は、専用の防水ケースに入れるなどの対策を強く推奨します。
海やプールでの使用は特に注意が必要
海水に含まれる塩分や、プールの水に含まれる塩素は、スマートフォンの金属部品を腐食させる大きな原因となります。万が一、海水やプールの水がかかった場合は、すぐに電源を切り、真水で軽くすすいでから、柔らかい布で丁寧に拭き取ってください。その後、風通しの良い場所で完全に自然乾燥させることが重要です。
総じて最新のスマートフォンは高い防水性能を備えており、日常生活での水濡れリスクに対する安心感は大幅に向上しています。しかし、「防水」は「完全防水」ではないことを正しく理解し、過信しないことが大切です。特に、お風呂や海、プールといった特殊な環境での使用には細心の注意が必要です。
記事提供元:スマホライフPLUS
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