今季復活優勝を遂げた小平智 米ツアー再挑戦へ決意「優勝争いをして自信をつけたい」
<ベイカレントクラシック Presented by LEXUS 事前情報◇6日◇横浜CC(日本)◇7315ヤード・パー71>
今年、7年ぶりツアー通算8勝目を果たした小平智は、賞金ランキング上位の資格で今大会に出場する。
8月の「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」で優勝を飾った小平だが、その復活劇の裏には、米国男子ツアーで戦う松山英樹の存在が大きかった。
6月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」終了後には、約1カ月間の米国合宿を敢行。松山と3日間にわたり練習をともにし、主にスイング面でのアドバイスを受けた。
日本ツアーをスキップして臨んだ合宿の効果は大きく、ゴルフへのモチベーションが大幅アップ。ベイカレントへの出場を当面の目標とし、優勝した同大会の初日には「英樹に、自分はここまで変わったんだぞ、と見せられたらいいですね」とも語っていた。
今週火曜の練習日での段階では、まだ松山とは「会えていないんです」。言葉を交わす機会はなかったが、良い報告ができそうだ。さらに、「ラフはどこに入れても長さが均一で、グリーンは難しい。ゴルフ心を掻き立てられて楽しみ」と米ツアー仕様に仕上がったセッティングに胸を躍らせている。
2018年の「RBCヘリテージ」で米国男子ツアー初優勝を果たして以降、米ツアーに参戦していたが、23年に一時撤退。そして、再び米ツアーへの再挑戦を決意した。「ここで上に行けたら自信になる。QTに挑戦するので、上位で優勝争いをして自信をつけたい」。小平にとって今大会は、今後のキャリアを見据えるうえでも重要な一戦となりそうだ。(文・齊藤啓介)
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