食品ロス削減の重点取り組みをスタート 広島県が「使いきり」を呼びかけ
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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飢餓の子どもたちが横たわるガザの報道を見ていると、生きていくのに困らないだけの食事を、しかも選んだリ楽しんだりして食べられることの幸せを改めて感じさせられる。普段は何となく忘れてしまうこともある“もったいない”精神を、何度でも発揮しなくてはとも思う。広島県は、令和7年度食品ロス削減の重点取り組みをスタート。活動テーマは「使いきり」で、「“もったいない”をいっしょに減らそう食ロスひろしまアクション」をキャッチフレーズに、家庭で余りがちな野菜などの使いきりを呼びかけている。
キャンペーン初日の9月28日には、山陽女子短期大学の学生3人が、県内のスーパーで鮮度保持袋を配布。これは、野菜や果物のエチレンガスを吸着することなどで鮮度を保ち、食材を長持ちさせる袋。キャンペーンのポスターを野菜コーナーに掲出して買い物客に認知の拡大を図り、11月末までの期間、協力店舗でポスターの掲示や鮮度保持袋の配布を続ける。
WEBキャンペーンの「食ロス共通テスト」は、参加県民を対象に抽選で50人に広島和牛が当たるキャンペーン。食品ロスについて楽しく学ぶことができる。
また、広島県は、「食べ残し」による食品ロスにも注目。国が推奨する食べ残しの持ち帰り活動、「mottECO(モッテコ)」の取り組みを広げていくため、砂糖が生産される過程で発生するサトウキビの搾りカス「バガス」を再利用したエコ容器を使い、県内飲食店の協力のもと実証事業を展開する。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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