勝みなみは米初優勝ならず3位「優勝が手の届くところにある」
<ロッテ選手権 最終日◇4日◇ホアカレイCC(ハワイ州)◇6566ヤード・パー72>
最後の最後まで優勝を争ったが、念願の初優勝にはあとわずか届かなかった。最終日最終組でプレーした勝みなみは6バーディ・3ボギーの「69」をマークしたが、怒とうのバーディラッシュとなったファン・ヨウミン(韓国)にかわされ、2打差のトータル15アンダー・3位で終えた。
単独首位に立つ岩井明愛との1打差を追いかけた最終日。前半で4バーディを奪い、22年大会覇者でホステスプロのキム・ヒョージュ(韓国)と首位に並んでサンデーバックナインに入った。
キム、ネリー・コルダ(米国)らが上位にひしめく混戦模様のなか、14番で3パットのボギーを喫したが、「優勝に届くまでは攻め続けないといけない」と、15番、16番と連続バーディ。だが、17番をボギーとして、上がり4連続バーディを奪ったヨウミンに2打のビハインドで最終18番パー5へ。3打目を決められず、この時点で優勝を逃すことが決まった。
2週間前の「ウォルマートNWアーカンソー選手権」では首位発進を決めるも、悪天候によって競技不成立となり、“幻の首位”となっていた。そこから1週間のオープンウィークを挟んでのハワイ戦は、これまで2年連続で予選落ちを喫している地。3度目の正直で決勝に進むと、勢いに乗って優勝争いを演じた。
「この前の試合がすごくいいゴルフをして、今週はショットの調子が良くなかった。どうかなと思ったけれど、パターが本当に良くて、安定して入ってくれた。パットに助けられた1週間。あとはショットとパットがかみ合えば、優勝が本当に手の届くところにあると思う。来週からまた切り替えて頑張りたい」
来週からは秋のアジアシリーズが始まる。中国から始まり、韓国、マレーシア、最後は日米共催「TOTOジャパンクラシック」(11月6日開幕/滋賀県・瀬田GC)が待っている。「(アジアシリーズは)ご褒美の試合だと思っている。予選落ちがないので攻め続けていきたい」。シーズンも残りわずかだが、悲願達成に向かって、これからも突き進む。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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