「ショットがブレたのは残念」 石川遼は今季初の“3ダボ”で25位タイに後退
<バンテリン東海クラシック 3日目◇4日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>
首位と3打差の11位タイから出た石川遼は5バーディ・1ボギー・3ダブルボギーの「73」とスコアを落として、首位と7打差の25位タイに後退した。
朝から雨が降る厳しいコンディションの3日目、突然ショットが乱れた。異変が起こったのは3番パー4。3番ウッドのティショットが左に大きく曲がり林の中へ。「そこからスイングが何かおかしくなって…」。4番以降、3W、3Uでのティショットが乱れ、アイアンショットで手を離すシーンが増えた。
それでも前半1つ伸ばして折り返し、10番でもバーディとして上位に迫ったが、11番でティショットが右に曲がってロストボール。12番でも右に曲げてOBと連続ダブルボギー。「魔の16番」パー3はグリーンのすぐ左が高低差7メートルある崖。「逃げ場がないホール」でティショットはセオリーどおり右のバンカーに入れたが、「ほんのちょっと薄く取りすぎてしまった」とピンまで30ヤードほどの距離をグリーンオーバー。グリーン奥から3打目を乗せられず、ここでもダブルボギーとした。
「ちょっとスイングが悪かったので仕方ないですね、曲がったのは。コンディションが悪い中で、ショットでゲームを作りたかったので、ショットがブレたのはちょっと残念」と振り返った。
1ラウンドで2つ以上のダブルボギーをたたいたのは2024年の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」以来。最近はパーオン率を高めて、大きなスコアロスをしないマネジメントを意識している。今季ここまでダブルボギーは6つと抑えていただけに悔しいラウンドとなった。
ホールアウト後は「ショットを修正したい」と足早に練習場に向かった。初日ショットが乱れて「72」と出遅れた後は、2日目の前半「29」をマークするなど修正力を見せただけに、最終日は巻き返したい。(文・小高拓)
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