チュニジアの美しさ・楽しさ・味わいを五感で満喫 万博にあわせ、観光局がスペシャルナイト

チュニジア政府観光局は10月1日、大阪市内のホテルで、大阪・関西万博に合わせチュニジアの文化・観光について広く紹介するイベント「チュニジア・スペシャルナイト」を開催した。日本とチュニジアの約90人が集い、遺跡や美しい景色に恵まれたチュニジアの魅力を感じながら、伝統音楽の生演奏やお国料理を楽しんだ。
地中海に面した北アフリカに位置するチュニジアには、ローマ帝国時代に築かれた「エル・ジェムの円形闘技場」を含む8つの世界遺産があり、白い壁に青い扉の家並みが有名な「シティ・ブ・サイド」やサハラ砂漠、SF映画シリーズ「スター・ウォーズ」のロケ地など、絵になる見どころも多い。日本とは来年に外交関係樹立70周年の節目を迎えることから、一層の交流促進を目指している。大阪・関西万博ではタイプB(建物渡し方式)のパビリオンを開設し、来場者は50万人を超えた。
イベントの冒頭であいさつしたチュニジア政府観光局のラジャ・アマール・プロモーション統括局局長によると、今年1~8月にチュニジアを訪れた日本人は約3500人で、前年同期と比べ35%増加。ラジャ・アマール局長は「チュニジアは日本人旅行者の心に訴える行き先になっており、さらにつながりを強いものにしたい」と呼びかけた。
奈良市在住の旅行系インフルエンサー・ほりいみほさんも、現地の映像とともにチュニジアを紹介。少数民族が暮らす洞窟住居を模したホテルで宿泊した体験や半熟卵が入った揚げ物料理「ブリック」のおいしさ、9割以上がイスラム教徒だがお酒が飲めることなど、日本ではまだ知らない人も多いチュニジアの楽しみ方を伝えた。

イベントでは、チュニジアのアーティストが伝統的な太鼓などを使った音楽を奏でたほか、民族衣装のファッションショーも。参加者は、ニンジンなど野菜をふんだんに使った複数種のサラダ、スープ、焼き魚を添えたクスクス、伝統菓子など、チュニジアから訪れたシェフが手掛けた料理を味わい、同国を五感でたっぷり味わった。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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