「驚きの遠距離通学」知られざる舞台裏「所さんのそこんトコロ!」プロデューサーが語る長寿の秘訣
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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10月3日(金)夜6時55分から、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!祝20周年!感謝の特大3時間SP」を放送!
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2005年10月にスタートして今夜で20周年! 金庫&遠距離通学&秘境修理人! そして7年前の秘境駅にいたあの子は今…など、人気企画目白押しの超豪華3時間SPをおくる。
「テレ東プラス」は、番組を担当する田中晋也プロデューサーを取材。知られざる制作秘話を紹介する。
「遠距離通学」企画の誕生、知られざる苦労
――番組が20周年を迎えました。まずは3時間スペシャルの見どころからお聞かせください。
「人気企画がたくさん入っているので、飽きることなく見られると思います。スタジオのセットを一新しましたし、気になるあの人の今を追うなど、今回の特番のためにつくった企画も多いので、皆さんにぜひ、楽しんでいただきたいです」
――先日行われた囲み取材でも、所さんが「VTRを振り返ると“いいことしてきたな”と思う」と話していましたが、「20周年」と聞いた時の出演者の皆さんの反応はいかがでしたか。
「皆さん、『もうそんなにやっているの?』という感じでした。他局を含め、所さんがMCを務める番組は、長寿になるものが多いので、それも皆さん驚いています。
囲み取材で清水ミチコさんも話していましたが、『10~20周年までがものすごく早かった』と。それくらい、皆さんの生活の一部になっている番組なのかもしれません」

――「テレ東プラス」でも、「そこんトコロ」の記事はとても人気があり、毎週トップ10にランクインしています。特に「遠距離通学」の企画は、毎回学生さんたちの熱い思いに感動します。改めて、コーナーの魅力をどこに感じていますか。
「夢を叶えるために、往復数時間かけて学校に通う学生さんの姿を見ていると、知らずのうちに応援したくなるのではないでしょうか。皆さんそういう親心的な気持ちでご覧になるのかなと思います」
――「この子たちは、なぜこんなにお金や時間を費やして通うのか…」という単純な興味もありそうですよね。「遠距離通学」のロケで、苦労する点はありますか?
「基本は学生さんについていくだけなので、ロケ自体はさほど大変ではないのですが、実は撮影できない路線も多く、そういう場合は音声しか撮れない。そこで“どういう風に画を作っていくか…”となると、走っている電車を撮る必要が出てくるわけです。電車が走る映像は一発勝負になるので、事前に何人かが何カ所かロケハンをしてから撮影しますが、電車が走るところを全て撮りきれない時は、後日追撮することもあるので、そういう部分はちょっと大変かもしれません」
――「遠距離」の企画が立ち上がった経緯を教えてください。
「今回の特番を機に調べたところ、2015年9月にスタートしていることが分かりました。企画が立ち上がった当初は、私もディレクターとして番組に参加していたので、当時のことはよく覚えています。
最初のロケでは、スタッフが東京駅で張り込んで、ひたすら“どこまで帰るんですか?”と聞いて回っていました」
――なるほど!(笑)
「それはもう、めちゃめちゃ大変だったそうですけど、今ではこの企画も、それなりにいろいろな方に認知されるようになって、学校側から『こんな生徒がいます』と情報をいただくこともあります。
あとは過去何回か、番組を見て“自分もあの学校に通いたい!”と進路を決めた学生が、同じように遠距離通学をして…ということもありました。きっと番組を見て、“そこまでして通いたい学校なんだ”と思ったのでしょうね」
――ものすごくいいお話ですね! 番組を見て“私も遠距離通学になるけど、やれるかもしれない!”という勇気をもらったと。やはり20周年ならではのステキな歴史がありますね。
今回の特番でも、「遠距離通学」のコーナーで紹介した学生たちの“今”を追跡しています。
「実は追跡企画はちょこちょこやっていますが、“その後、しっかり夢を叶えたのか”という情報は知りたいと思うんですよね。ただやはり、学生さんたちはそれだけの覚悟を決めて時間やお金を費やしているので、基本的には皆さん、真面目に夢を叶えている確率が高いです」
――親御さんが暗闇の中、地元の駅まで送り迎えしているケースもありますし、皆さんしっかりその期待に応えているんですね。中には、遠距離通学しているにもかかわらず、その途中でアルバイトを挟むという方もいて、今の学生さんは本当に真面目だなと思います。
「あのコーナーに出てくる学生さんたちは、特段真面目だと思います」
――田中Pが特に印象に残っている学生さんはいますか?
「2023年の年末スペシャルで放送した、北海道から慶応大学に通っている学生さんが印象に残っています。地域に根付いた仕事をしていて、町おこしについて学ぶために、飛行機で往復17時間かけて大学に通っていました。飛行機となると、出演者もみんなびっくりしていましたが、調べてみると結構いるんですよ」
――今後もどんな学生さんが登場するのか、楽しみです。最後にお伺いしたいのですが、番組が長きにわたって愛される理由はどこにあると思いますか。
「一つ言えるのは、どの企画も間違いなく、所さんが喜んでくれるか、楽しんでくれるかを一つの目安にして制作しているので、それこそが長寿の秘訣なのではないかと」
――所さんが楽しんでくれる企画を放送すると、自然とお茶の間の皆さんに愛される。
「そういうことなのかなと思います。ですから新しい企画を立てる時も、スタッフ一同、そういう目線は大切にしています。もちろん、たまにハマらないこともあるんですけど(笑)。なにか一つのことに、異常なほどに熱中している人たちにスポットを当てるというか…」
――あぁ! たしかに共通しています!
「そこがきっと、視聴者の皆さんも同じ、何か通じるものがあるのかなと。今後もそういう目線を忘れずに、いろいろな企画にチャレンジしつつ、面白いコンテンツをつくれたらいいなと思います」

【田中晋也プロデューサー プロフィール】
2006年テレビ東京に入社。「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」「正解の無いクイズ」「テレ東スマッシュヒッツ」などで演出・プロデューサーを担当。
10月3日(金)夜6時55分から、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!祝20周年!感謝の特大3時間SP」を放送!
★番組20年の職人人脈で新セットを作る!
番組セット一新!過去出演の職人が集結
大昔の外国廃車を購入して驚きの魔改造!
仕掛け満載!とんでもないMCテーブルが完成
世田谷ベースでもらった所さんの私物満載!
新セットは一体どうなる!?
★20周年だしアレを20倍デカくしたい!
みんな大好き「うなぎパイ」を超巨大化!
絶叫&絶賛!?前代未聞の巨大化プロジェクト
★あの遠距離通学生のは今…何してる!?
人気企画「どうして遠距離通学してる?」
番組20年で密着したのはおよそ60人!
あの遠距離通学生たちは今…夢を叶えた!?
★秘境スゴ技家電修理人~特別編~
「将来は今井さんみたいにになりたい!」
昭和レトロ家電大好き小学生の夢を叶える!
今井さんの元へ大冒険!超レトロ電卓を共同作業で修理!果たして直るのか!?
★食材ハンター「野人・谷田」inアメリカ
昨年約20キロの大ナマズを捕獲!しかし大会では惜しくも優勝ならず…今回は!
リベンジマッチで超巨大ナマズ捕獲へ!
激流にダイブ&巣穴に突撃!果たして!?
★老舗酒蔵の開かずの金庫を開けろ!
山梨市に唯一残る老舗酒蔵に眠る開かずの金庫
最後の引き出しから大量の???と…
一体ナゼ!?複数のアレにスタジオ驚がく
★「あなたはナゼ秘境駅に?」のあの子は今
あの人気企画が復活!7年前の秘境駅利用者
追いかけてみたら衝撃の結果に!?
★8mmフィルム専門店に密着!
家に眠っていた大量の8mmフィルム
復元して母に見せて元気にしたい…
フィルムに映し出された家族の思い出
動く亡き父の姿に母も涙…
家族愛に満ちた感動のストーリー
記事提供元:テレ東プラス
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