世界一のYouTuber・MrBeast、命がけの炎チャレンジ企画に批判が続出し釈明
世界一のYouTuberとして知られる「MrBeast」(登録者数4.4億人)が公開した動画「Would You Risk Dying For $500,000?(命をかけて50万ドルに挑戦する?)」がSNS上で物議を醸しています。
50万ドルをかけた命がけのチャレンジ
この動画は、燃え盛る建物の中で挑戦者が複数の“炎のトラップ”を突破して賞金を狙うという企画で、9月28日公開されました。10月2日現在、再生回数は約6000万回を記録していますが、「危険を娯楽化している」「ディストピア的だ」といった批判が広がり、ミスタービースト本人が安全面の説明を行う事態となりました。
挑戦者はプロのスタントマンのエリックという男性で、燃える家からの脱出、火の池ジャンプ、人間大砲で火の輪へ着地、“隕石”と花火で爆破される部屋から現金回収など、計7つの火炎系トラップに挑戦。最終的に35万ドル(約5100万円)を獲得しました。
冒頭に登場した“燃える家からの脱出”では、エリックは両手を縛られてイスに座っている状態で登場。背後には現金50万ドルが積み上げられており、その後ろで炎が上がっていました。炎が広がる中、エリックは縄を解いて現金の入った袋を建物の外へ急いで運び出します。部屋全体が炎に包まれる中、エリックは何度も部屋に戻って現金を運び出し、25万ドルを獲得。家は焼失で、エリックは足に火がついて消火器で消してもらっていました。この過激な光景に、ミスタービーストも「これまでの撮影で一番クレイジーだよ」と声を上げていました。


批判が続出し、ミスタービーストが釈明
この動画のコメント欄では、「彼は勝利にふさわしい、めちゃくちゃ強い男だ」「マジでぶっ飛んだチャレンジだな!」「狂ってるな。お前の動画大好きだ」と、称賛の声があった一方で、「どれだけディストピア的なのか信じられない」「MrBeastはゆっくりと“Mr.ジグソウ”(※)になっている」といった批判的なコメントも続出。
※ジグソウは映画『ソウ』シリーズの登場人物で、生死をかけたゲームを開催する猟奇的殺人鬼。
Xでは、「ミスタービーストは本当に邪悪だ。こんなことは『イカゲーム』や『ハンガー・ゲーム』のディストピアそのもの」「彼は人々の経済的困窮につけ込んでいる。それは同意ではなく搾取だ」「『アフリカに井戸を100本作れるなら、1人を燃やしても構わない』という理屈だ」「彼の人生の軌道を変えるために、建物に残って焼け死ぶ覚悟だ」といった批判が寄せられました。
こういった声を受けてか、ミスタービーストは29日にXやYouTubeで釈明コメントを投稿しました。燃える家には、煙を排出する換気装置や、炎を即座に停止する“キルスイッチ”を設置していたと説明。すべてのチャレンジは複数のスタントマンによって事前にテストされており、消防士・救急救命士・潜水士で構成された完全な救助チームが待機していたほか、救急車や消防車も配備するなど、安全性対策を徹底していたことを強調しました。
This blew up, if you’re curious obviously we had ventilation for the smoke and a kill switch to cut off the fires. We had professionals test this extensively and the guy in the video as stated is a professional stunt man. I take safety more serious than you could ever imagine.
— MrBeast (@MrBeast) September 29, 2025
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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