今週は今季ツアー最終戦 長いようで短かったシーズン…苦しくても“前へ!”【谷田侑里香“最高峰への道”】
高校1年間と大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場とするプロゴルファーだ。昨シーズンは下部ポイントランキング52位でシードを獲得した。目指すは、長年夢見てきたLPGAツアー参戦。その姿を追う。
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みなさん、こんにちは! 今週でいよいよエプソン・ツアーは今季最終戦(10月2〜5日、エプソン・ツアー選手権)。2週前の試合が終わった後は、カリフォルニア州に移り、友達の家にお世話になりながら試合に備えてきました。
前の試合まで、2週間は母との転戦だったので、やはり母が帰国した時は…少し寂しかったですね。その2週間は成績もよくなく(ともに予選落ち)、落ち込むことも多かったのですが、私の母はとにかくポジティブ。いろいろと話すなかで、結果は残念でしたが、今は変化の途中で、目指すべき姿へ向かっている道中だということを再確認できました。結果も前向きにとらえられています。
今の私のゴルフを客観的に見てもらい、そこでの気づきをシェアできたことは、大きな意味がありました。さらにアメリカのシニアツアーでプレーしている藤田寛之さんのコラム(ALBA Netで連載中)を先日読んだときに、「結果に意識が行きがちだけど、内容にこだわりたい」というお話しをしていて、あれほど実績がある選手でもそう考えていることを知り、それも励みになりました。悔しさ、悲しさはありますが、“まだ途中だ”と自分に言い聞かせ、前を向いていきます。
今年も残り1試合。すごく長いようで、短いシーズンだったな、というのが今の気持ちです。経験値やコースの知識は確実に増え、自分のゴルフの質というものへの理解も深まりました。それでも成績が出ず悔しかった1年であることに変わりはありません。ただ、今は、“ジャンプをする前にしゃがむ時期”だとも考えています。辛い経験もたくさんした方がいい。大事なのはそれを無駄にせず、この先につなげていくことだと思っています。
最終戦を終え、すぐにアメリカの2次QTを受ける可能性もあります。その後には日本の最終プロテストも待っています。苦しみながらも、前を向けることも今年は多かった。ここまできたら、“やるしかない!”ですよね。その精神で頑張っていきますので、どうぞ応援をよろしくお願いいたします!
<ゴルフ情報ALBA Net>
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