シアーシャ・ローナン主演。故郷の島で人生を立て直す「おくびょう鳥が歌うほうへ」
エイミー・リプトロットのベストセラー回想録を、「レディ・バード」のシアーシャ・ローナンが主演とプロデュース、「システム・クラッシャー」のノラ・フィングシャイトが監督を務めて映画化。都会で自分を見失った主人公が、故郷の島で新たな生き方を模索していく姿を描いた「おくびょう鳥が歌うほうへ」が、2026年1月9日(金)より新宿ピカデリーほか全国で順次公開される。ポスタービジュアルと場面写真が到着した。
ロンドンの大学院で生物学を学ぶロナ(シアーシャ・ローナン)。都会の喧騒に溺れ、数々のトラブルを起こして恋人との関係に亀裂を生み、酒に逃げてきた。その生活が限界に達した時、彼女は故郷であるスコットランドのオークニー諸島へ10年ぶりに帰る。そして、野鳥保護団体でフィールドワークを行いながら、自身の内面と対話を重ねて人生を見つめ直す──。
英国インディペンデント映画賞(BIFA)で9部門、英国アカデミー賞(BAFTA)で2部門にノミネートされ、アイルランド映画テレビアカデミー賞(IFTA)やロンドン映画批評家協会賞でシアーシャ・ローナンが演技賞を受賞。「シアーシャ・ローナンの表情は、常に何かの答えを探しているように見える。どんな感情も決して終わらず、常に流動している」(TIME誌)、「シアーシャ・ローナンの演技は、拡大鏡を覗き込むようだ──すべてが鮮明に、鋭く、より精密になる」(AP News)、「スコットランド北部の厳しいオークニー諸島と、時間・場所・年代に対するノラ・フィングシャイトの詩的アプローチが作品を引き上げている」(ワシントン・ポスト誌)、「傷つき、再生を模索する人間の、親密で力強いポートレート」(Decider)といった評が寄せられた。剥き出しの自然の中に紡がれる再生の物語に注目したい。
「おくびょう鳥が歌うほうへ」
監督:ノラ・フィングシャイト
脚本:ノラ・フィングシャイト、エイミー・リプトロット
脚色:エイミー・リプトロット、ノラ・フィングシャイト、デイジー・ルイス
原作:THE OUTRUN(エイミー・リプトロット著)
出演:シアーシャ・ローナン、パーパ・エッシードゥ、ナビル・エルーアハビ、イーズカ・ホイル、ローレン・ライル、サスキア・リーヴス、スティーヴン・ディレイン
撮影:ユヌス・ロイ・イメール
編集:シュテファン・ベヒンガー
音楽:ジョン・ギュルトラー、ヤン・ミゼレ
美術:アンディ・ドラモンド
キャスティング:キャロライン・スチュワート、カリーン・クローフォード
衣装:グレース・スネル
エグゼクティブ・プロデューサー:クラウディア・ユセフ、キーラン・ハニガン、マリア・ローガン、アン・シーハン、ルアン・ガウアー、ジョージ・ハミルトン、ジェームズ・ピュー、ヤニナ・フィルスマイアー
プロデューサー:サラ・ブロックルハースト、ドミニク・ノリス、ジャック・ロウデン、シアーシャ・ローナン
共同プロデューサー:ジョナス・ウェイドマン、ジェイコブ・D・ウェイドマン、シリン・ハートマン
2024年/イギリス・ドイツ/シネマスコープ/118分/G
原題:THE OUTRUN
提供:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 配給:東映ビデオ
© 2024 The Outrun Film Ltd., WeydemannBros. Film GmbH, British Broadcasting Corporation and StudioCanal Film GmbH. All Rights Reserved.
公式サイト:www.outrun2026.com
記事提供元:キネマ旬報WEB
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