中古ドライバーの人気トップ3は『SIM2 MAX』『G430 MAX』『Qi10 MAX』!【中古クラブランキング】
需給のバランスで価格が決まる中古クラブ。人気があって市場に出回る数が少なければ価格は上がり、反対に市場に出回る数が多ければ手頃な値段となる。そんな中古クラブの売れ筋は、機能と価格のバランスに優れたお買い得モデルであるともいえる。全国に店舗展開し、豊富な在庫量を誇るゴルフパートナーのランキングをもとに、中古クラブアドバイザーで、ゴルフパートナー藤沢長後店の店長を務める島田辰也さんと、いま人気のモデルをチェックしていく。
今回は、2025年8月のドライバーの中古クラブランキングを調査してみた。
1位となったのは、2021年発売のテーラーメイド『SIM2MAX』だった。毎年、新作をリリースするテーラーメイドは、22年からフェースにカーボンを搭載した『STEALTH』シリーズへとモデルチェンジを果たしたため、『SIM2』シリーズはチタンフェースの最終モデルだ。
「完成度が高く、カーボンに馴染めないといった一部のゴルファーからも支持されています。ブルーを基調としたコスメも万人受けするポイント。発売から4年が経過したものの、ソールとクラウンの大部分はカーボン素材で、所有感を満たしてくれます」と島田店長。現在の店頭価格は28,000円前後と、翌年発売された『STEALTH』とほぼ変わらない価格となっている。
2位はピンの2022年モデル『G430 MAX』。超極薄の反発フェースで大きな飛びが期待でき、高慣性モーメントで抜群の方向性を生むモデルだ。
「とにかくブレないと方向性に不安があるゴルファーから人気のモデル。アドレスでの安心感があり、『曲がりにくくなった』と喜ばれる方も少なくないんです」。販売価格は40,000円前後で、「リセールバリューが見込めるのも人気のひとつ」と、次回の買い換え時のことを考え、ピンを選ぶ人もいるそうだ。
3位には、テーラーメイドの2024年モデル『Qi10 MAX』が入った。ドライバーの上下方向と左右方向の慣性モーメントの合計値が10,000g/cm²となった、いわゆる“10Kモデル”で「やさしく打てるというイメージが強く、結果も出やすい」と、進化したテクノロジーが感じられるモデルという。カーボンフェースも3代目となり、「つかまりやすく、打感や打音も改善されている」ことや、ツアープロが結果を残しているのも人気の理由に挙げる。販売価格は42,000円前後となっている。
ベスト3以外にも島田店長におすすめモデルを聞くと、7位のテーラーメイド『SIM MAX』を挙げた。「2020年モデルで、状態によっては2万円を切るものも出始めていて、かなりお買い得です。MシリーズからSIMへとモデルチェンジし人気を博しました」と、コスパが高いという。
ランキング上位のモデルはもちろん、人気スペックのクラブとなれば、すぐに売れてしまうことも珍しくない。“気になったら即購入”で、納得のクラブに出合えるだろう。
【2025年8月の中古クラブランキング(ドライバー編)】
1位 テーラーメイド SIM2 MAX
2位 ピン G430 MAX
3位 テーラーメイド Qi10 MAX
4位 テーラーメイド Qi10
5位 テーラーメイド STEALTH2
6位 テーラーメイド STEALTH
7位 テーラーメイド SIM MAX
8位 ピン G425 MAX
9位 キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX
10位 キャロウェイ PARADYM
※ゴルフパートナーの8月1日~31日の統計
■解説
ゴルフパートナー藤沢長後店 島田辰也店長
しまだ・たつや/ゴルフパートナー独自の社内認定制度「中古クラブアドバイザー」は、クラブの価値を正しく見極め最適な提案をするエキスパート。欲しいクラブがあれば「まずは相談してみて」と、予算に応じてベストなクラブを見つけてくれる。
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<ゴルフ情報ALBA Net>
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