田代まさし、師・志村けんの墓参りを報告に辛辣な声も…「生きてる時に恩返しして欲しかった」

元タレントの田代まさしさん(69)が9月19日、自身のInstagramを更新し、師と仰いだ志村けんさんの墓参りを報告した。
今年の命日には参拝できなかったため、秋のお彼岸入りに合わせて訪れたという。
投稿では「今年の命日に伺うことができずお彼岸の入りの今日、お墓参りに寄らせて頂きました。雨の合間で風も気持ちよい日でした」とつづり、墓前で手を合わせる姿をはじめ、志村けん像の前でポーズをとる様子など3枚の写真を公開した。
田代さんは「今回はお兄さんとお会いできなかったのですが志村さんの墓前に、今の僕があるのは志村さんのおかげだ、と実感できていることをご報告出来たことを嬉しく思いました」とも述べ、感謝の気持ちを改めて伝えた。
そして「これからも天国から見守っていて下さい」と結んでいる。また、この日の墓参りの模様はYouTube「マーシーズちゃんねる」でも公開予定だと告知した。
志村けんさんと田代まさしさんは1980年代後半から1990年代にかけて、数々のコント番組で共演し、大きな笑いを生んだ「師弟」かつ「相棒」のような関係だった。
名物キャラクター「バカ殿様」に登場する“じいさま”“ばあさま”などの掛け合いは今でも伝説的とされている。しかし、田代さんの不祥事が続いたことで両者の信頼関係は完全に崩壊。ファンの間では「もし田代が問題を起こさなければ志村の後継者になっていたのでは」と語られることも少なくない。
志村けんさんは2020年3月29日、新型コロナウイルス感染症による肺炎のため東京都内の病院で死去。享年70歳だった。突然の訃報は日本中に大きな衝撃を与え、芸能界のみならず幅広い世代の人々から惜しむ声が寄せられた。今なお多くのファンが「志村けんの笑い」を語り継ぎ、その存在感は色褪せていない。
今回の田代さんの投稿には「今でも志村さんとマーシーのコント好き。じいさまとばあさまは最強」「良かったですね。志村さんは、ずっとあなたのことを天国からみてると思いますよ」といった温かいコメントが寄せられる一方で、「生きてる時に恩返しして欲しかった」「今さら感謝と言っても遅い」といった辛辣な声も見受けられた。
田代さんの過去の不祥事は未だ記憶に新しく、賛否両論が渦巻く中での墓参り報告となった。
それでも、師を敬い、自らの存在意義を志村さんに結びつける田代さんの言葉からは、かつての強い絆を思い出させるものがある。
ファンにとっても「志村けんと田代まさし」というコンビが残した笑いの記憶は、決して消えることはないだろう。
墓前で手を合わせた田代さんの姿は、かつての師弟関係の重みと、今なお続く志村けんさんの影響力を改めて浮き彫りにしている。
記事提供元:デイリーニュースオンライン
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