米国タイトリスト、『プロV1xレフトダッシュ』の次世代作のツアー検証プロセスを開始
米国アクシネット社が、次世代ボールのツアー検証プロセス開始をアナウンス。「タイトリストの次世代が正式にPGAツアーに登場し、今週の『プロコア選手権』で『レフトダッシュ』プレーヤーが新モデルをテストする最初の機会を得ました」と、同社。
世界中のツアーで圧倒的なゴルフボール使用率No.1を誇るタイトリスト。最高の技術を持つ多くの選手たちの厳しいお眼鏡にかなってこそ「本当の性能が証明される」信念を持つため、このツアー検証プロセスを何より大切にしている。
「プロV1x レフトダッシュのツアーデビューは、タイトリストの製品開発プロセスにおける重要な段階を示すものです。それは、最も厳しい目を持つ選手たちによる最終的な検証です。タイトリストの新たなゴルフボールやクラブは、前世代製品を上回る性能を発揮し、研究開発プロセスで収集した共通のフィードバックに応えなければなりません」(同)
4年前からレフトダッシュの開発に着手したゴルフボール開発のフレデリック・ワデル氏は「その開発過程でゴール目前まで迫りながら方向転換した局面が何度かあった」と振り返り、選手のフィードバックで何度も作り直したと明かし、現行品に慣れた人の「移行しやすさ」を示唆。
「現在の成果は、研究開発チームとツアープレーヤーの協力の賜物です。一部性能が向上したプロトタイプも存在しましたが、レフトダッシュユーザーから『ダッシュの本来のDNAから離れすぎている』との声が寄せられました。プレーヤーの要望に応えられない製品は、設計図に戻ってやり直す。それが我々の選択でした」(ワデル氏)
2018年に【カスタム・パフォーマンス・オプション(CPO)】の第一弾としてツアーに登場した『レフトダッシュ』。ロングゲームのスピン量を低減しティショットの飛距離を最大限に伸ばせて、アプローチでも止められるコントロール性を持つ。幡地隆寛の初勝利や、B・デシャンボーの「全米オープン」制覇に貢献し、使用者は少ないものの、存在感が光る。
昨年2月に日本でも正式にラインナップに加えられ、市場で「最も飛ばせるボール」との呼び声も高いため、新作に期待するゴルファーも多いはず。まずは、供給初週の選手のスイッチ動向を注視したい。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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