江頭2:50、イスラム教徒に豚成分入りポテチを提供し謝罪 動画は非公開に
イスラム教徒に豚エキス入りポテチを食べさせた可能性が浮上したとして、お笑い芸人の江頭2:50が自身の公式YouTubeチャンネル「エガちゃんねる」(登録者数492万人)で謝罪しました。
イスラム教徒に豚肉成分が含まれた食べ物を食べさせた?
ことの発端は江頭が9月1日に公開した動画。この中で江頭は、ファミリーマートとのコラボ商品「旨辛トルコ名物!伝説のケバブ風味ポテトチップス」を9月2日に発売することを発表しました。江頭とファミリーマートのコラボ商品の販売は、昨年2月のポテトチップス、今年2月のカップラーメンに続き3回目となります。
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動画はケバブの本場・トルコを訪れ、現地の人たちに実際に商品を食べてもらうという内容でした。しかし、このポテトチップスには豚肉の成分が含まれていたことが発覚。トルコはほぼ全員がイスラム教徒であり、イスラム教では豚肉を食すことはハラーム(禁止)とされています。それにもかかわらず、動画内ではそのことを伝えるシーンがなかったため、ネットでは問題を指摘する声が上がりました。
こうした声を受け江頭は5日、該当動画を非公開にしたことをチャンネルの公式Xで報告。7日に公開した動画では、江頭とともにディレクターの藤野とブリーフ団も登場します。冒頭、藤野はケバブ風味ポテトチップスに「ポークエキスパウダー」が含まれていたことを認め、「現地で試食していただいた皆様、ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございません」と頭を下げました。あわせて、該当動画はファミリーマートと協議したうえで非公開にしていると説明します。
そして藤野は、ファミリーマート側の説明として週刊誌の取材に対する回答を読み上げます。原材料にポークエキスパウダーが含まれていることを動画出演者や制作側に伝えていなかったと認め、「結果としてご試食いただいた方々、視聴者、関係者の皆様にご不快とご迷惑をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。現地で試食した人への対応は現在慎重に検討していると説明し、現在売り場ではポークエキスパウダーが含まれていることを複数言語で説明しているとしています。
「事前に確認するべきだった」と謝罪
その後、現地での当時の状況について振り返る藤野。事前に商品のパッケージは確認していたものの、ポークエキスパウダーに関する注意書きはなく、関係者全員が知らないままロケをしていたと語ります。ここで江頭が「けどさ、やっぱりそれを言い訳にはできないよね」と口を挟むと、藤野も「我々も言い訳にできないと考えておりまして、(中略)事前に確認するべきだった」「それをしていれば防ぐことができた」と同意します。
さらに、動画編集の段階で注意書きが加えられたパッケージデザインが届いていたものの、関係者全員がデザインに変更はないと思い込んでいたとのこと。注意書きに気づかないまま動画を公開し、コメント欄の指摘で事実に気付いたと説明します。そして、「編集の段階で気づくことができていれば、動画を公開する前にも気づけていた」と反省の弁を述べました。
今後はトルコで商品を試食してしまった人への対応を、ファミリーマートと連携して慎重に検討していきたいと改めて説明。「今後はそういうことが起きないようにしていかないとね」と江頭も声をかけます。今後はコンプライアンス対策の専門部署も設置し、動画制作にあたるとのこと。最後には改めて「今回ご試食していただいた皆様、ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした」「視聴者の皆様、関係者の皆様、ご迷惑とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんでした」と謝罪しました。
コメント欄には「誠実な対応素晴らしい。こういうときにちゃんと矢面に立つDは信頼できる。これからも応援してます」「これ以上大きな問題に発展しないことを願っております」「知らなかったとはいえ、 『それを言い訳に出来ない』と言えるエガちゃん素敵」といった声が寄せられています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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