日本人最年少でカンヌ「監督週間部門」に選出。渋谷を舞台に疎遠になった関係を見つめ直そうとする家族を描く「見はらし世代」
主人公の青年と、結婚を控え将来について悩む姉。母の喪失をきっかけに姉弟と疎遠になった、ランドスケープデザイナーの父との関係を見つめ直そうとする彼らを、渋谷の街を舞台に描き出した「見はらし世代」が10月10日(金)Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開が決定。本予告編・本ポスタービジュアルが解禁した。
監督は短編「遠くへいきたいわ」で注目を集めた団塚唯我。本作は第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に、日本人最年少の26歳で選出された。
再開発が進む東京・渋谷を舞台にした本作の主人公・蓮を演じるのは「さよなら ほやマン」で映画デビューし、日本批評家大賞 新人賞を受賞した黒崎煌代。『私のキャリアを最初から近くで観ていてくれた団塚監督だからこそ100%の信頼をもって撮影に臨むことができました』と信頼を寄せる団塚監督初長編作品で、初主演に挑んだ。
父親・初を演じるのは、悪役からコミカルなキャラまで幅広い役を演じ、多数の作品で存在感を発揮する遠藤憲一。母親・由美子をドラマ・映画・舞台・モデルなど幅広い分野で活躍する井川遥、姉・恵美を木竜麻生が演じる。
https://www.youtube.com/watch?v=boM2h9DMcII
Story
再開発が進む東京・渋谷で胡蝶蘭の配送運転手として働く青年、蓮。ある日、蓮は配達中に父と数年ぶりに再会する。姉・恵美にそのことを話すが、恵美は一見すると我関せずといった様子で黙々と自分の結婚の準備を進めている。母を失って以来、姉弟と父は疎遠になっていたのだ。悶々と日々を過ごしていた蓮だったが、彼はもう一度家族の距離を測り直そうとする。変わりゆく街並みを見つめながら、家族にとって、最後の一夜が始まる──。
「見はらし世代」
監督・脚本:団塚唯我
出演:黒崎煌代、遠藤憲一、木竜麻生、菊池亜希子、中山慎悟、吉岡睦雄、蘇鈺淳、服部樹咲、石田莉子、荒生凛太郎、中村蒼、井川遥
制作プロダクション・配給 シグロ
配給協力 インターフィルム レプロエンタテインメント
2025年/カラー/115分/2:1/5.1ch/DCP
©︎2025 シグロ/レプロエンタテインメント
⿊崎煌代の初主演映画「⾒はらし世代」が、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品
記事提供元:キネマ旬報WEB
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