アカチャンホンポとピジョンの「哺乳器回収リサイクル」 思い出が詰まったほ乳びんが「マタニティーマーク」などに
赤ちゃん育児用品の必需品、「ほ乳びん」。お出かけ先にも手離せないが、離乳食が始まると使う頻度が減っていき、1年もすればほとんど使わない物に・・・。そんな、赤ちゃん期の思い出がギュッと詰まったほ乳びんをリサイクル! 赤ちゃん本舗(大阪市)が、プラスチックなど資源の循環利用を目的として、家庭で使わなくなったピジョン(東京)の哺乳器を回収する活動「哺乳器回収リサイクル」が、丸3年を迎えた。
ピジョンの哺乳びんは、プラスチック製と耐熱ガラス製の2種類。プラスチック製の哺乳びんは、プラスチックを細かく素材別に分別し回収する仕組みがないこと、また耐熱ガラス製の哺乳びんは特殊なガラスのため、一般的に「資源ごみ」ではなく「不燃ごみ」として扱われることから、哺乳器のリサイクルが進んでいなかったという。そこで赤ちゃん本舗とピジョン、プラスチックのリサイクルのトータルプロデュースを行うパンテック(滋賀県大津市)が共働し、哺乳器の回収と資源リサイクルに取り組んでいる。
全国のアカチャンホンポ 128店舗にリサイクルBOXを設置し、役目を終えた哺乳器を回収。分別・洗浄して再資源化し、別の製品の原料の一部として使われている。その1つが、回収されたキャップとフードから作ったマタニティーマーク。この取り組みの啓発イベントで配布されている。回収対象商品は、ピジョン製の哺乳器の乳首・キャップ・フード・ガラス製びん・プラスチック製びん。ピジョン製品以外、哺乳器以外のピジョン製の製品、大きく破損しているものは対象外。ピジョンの哺乳びんは、びん胴体と乳首の座板の裏側に、「pigeon」の表示が入っている。 「哺乳器回収リサイクル」活動への思いを、アカチャンホンポのホームページで紹介している。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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