西村優菜に復調の兆し 今季初の連続アンダーパー「ショットも自信を持って打てている」
<CPKC女子オープン 最終日◇24日◇ミシサガG&CC(カナダ)◇6661ヤード・パー71>
6月の「KPMG全米女子プロ選手権」以来、約2カ月ぶりに決勝へ進出した西村優菜。今季ベストとなるトータル3アンダー・27位タイで戦いを終え、「ショットもだいぶ自信を持って打てるようになってきたので、今週はすごく良かった」と、もがき苦しんできた長いトンネルに光が差し込んだ。
初日こそ「73」とオーバーパーを叩いたが、2日目以降は「70」、「69」、「69」とアンダーパーを並べ、日を追うごとに順位を上げていった。特に最終日はボギーフリーのラウンドで、フェアウェイキープ率は85.7%(12/14)。3日目もフェアウェイを外したのは1度だけと、特にティショットの安定感が際立った。
ただ、「前半はけっこうショットが荒れてしまった」と振り返るように、パーオン率は66.6%(12/18)にとどまった。前半は左へのミスが多く、チャンスにつけられない時間も続いた。それでも後半に「しっかり修正できた」ことにも手応えを感じている。
連続アンダーパーは今季初めて(マッチプレーを除く)。ここまで試合ごとにスイングを調整し、試行錯誤を繰り返しながらも結果につながらない、もどかしい日々が続いていた。復調と言うには尚早かもしれないが、「先週からかなり良くなってきてると思う。まだまだ不安はありながらですけど、それを気持ちでうまくコントロールしながら打てているので、日本に帰る前よりだいぶ良くなってるかなっていう気がします」と表情は明るい。
さらに、「上に行きたいっていう気持ちがありながらのラウンドもひさびさで、すごく収穫も大きかった。1つずつ集中しながらできたので、よかったかなと思います」とも話す。
シーズンも終盤に差しかかり、ポイントランキングは135位と10ランクアップ。来季の“準シード”とも呼ばれるカテゴリー入りを目指し、まずはトップ100入りが目先のターゲットとなる。「しっかり修正できるところを修正して、準備して頑張りたいです」と、次戦「FM選手権」に力を込めた。この一戦が復調のターニングポイントになるかもしれない。
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