鍵屋の青年 ある晩の緊急依頼から人生は逃走劇に 「ナイトコール」公開決定

ベルギーの新鋭監督ミヒール・ブランシャールによる初の長編監督作で、マグリット賞で13部門でノミネートされ、10部門で受賞した映画「ナイトコール」が、2025年10月17日より劇場公開されることが決まった。
「ナイトコール」は、平穏な日常を望む鍵屋の青年マディを主人公としたクライムアクションスリラー。昼は学生、夜は鍵屋のマディは、クレールから鍵を開けて欲しいという緊急の依頼を受ける。しかしクレールが開けるよう指示した部屋は彼女のものではなく、マディに鍵を開けさせると、クレールは家主不明の家から一個のバッグを持ち去る。クレールが持ち去ったバッグは、目的のためなら手段を選ばない冷酷なマフィアであるヤニックのもので、クレールが去った部屋に押し入ったヤニックは、無慈悲にマディを問い詰める。マディが無実を証明し、自身の命を守るための時間は一晩しかない。平凡な夜勤から一転し、暴力への残酷な転落が始まる。
監督は、ベルギーの新鋭ミヒール・ブランシャール。都市の闇を舞台に展開する一夜の逃走劇、そして暴動と現代社会を背景にした人間ドラマを、1本の映画に形作った。ベルギーのアカデミー賞と称されるマグリット賞では13部門でノミネートされ、10部門(最優秀作品賞、最優秀長編デビュー作品賞、最優秀脚本賞、最優秀監督賞、最優秀新人賞、主演男優賞(ジョナサン・フェルトル)、撮影賞、編集賞、音楽賞、美術賞、音響賞)で受賞を果たした。
マディを演じるのはジョナサン・フェルトレ。追い詰められながらも抵抗する青年を演じ、マグリット賞の最優秀男優賞にノミネートされた。クレールをナターシャ・クリエフが演じるほか、ジョナ・ブロケ、ロマン・デュリスが顔をそろえる。
【作品情報】
ナイトコール
2025年10月17日(金)新宿武蔵野館ほか公開
配給:スターキャット アルバトロス・フィルム
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記事提供元:映画スクエア
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