森田遥が好相性の地で狙うは大会2勝目 そして「そろそろ欲しい」8年ぶりの“明治製品”大補充
<北海道meijiカップ 2日目◇9日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6642ヤード・パー72>
2017年覇者の森田遥が8年ぶりの大会2勝目に向けてトータル9アンダー・単独首位をキープして最終日を迎える。第1ラウンドに6アンダーの「66」をマークし単独トップに立ち、この日は4バーディ・1ボギーの「69」とさらにスコアを伸ばし、トップの座をキープした。
この日は1番からティオフを迎え、2番でボギーを先行。そこからは「ずっと凌いで、凌いでって感じで、チャンスにはつけていたんですけど、なかなか決めきれずにオーバーでターンして」と、パーを並べる展開が続き、1つスコアを落として折り返した。
「ボギーでずっと来ていたので、どうしても戻したい気持ちで、その一心でやっていました」と、気持ちを立て直した後半は、11、12番でともに2メートル、13番でおよそ3メートルのパットを沈めて3連続バーディを奪い流れを変えた。最終18番では「きょう一番長かった」と話す4メートルを決めてバーディ締めとなった。
多くの選手が「難しい」という北海道特有の洋芝は「けっこう好きです。ターフが取れるので」とイメージは悪くない。「あまりターフが取れるタイプではないので、洋芝だと綺麗に取れるのでゴルフやっている感がある」と話し、初日には好きなターフが「たくさん取れました」と笑顔を見せていた。
この大会にくると8年前に優勝カップを掲げたことは「いまでも思い出します」と話す。「印象深かったのは18番ですかね。あのときはまだグリーン手前に木があった気がする。いまはないな~と思いながら」と懐かしさも込み上げる。好位置にいることは「コースが味方してくれているのかな」なんてことも感じていた。
この大会は優勝の副賞に特別協賛の明治グループから『明治製品10年分』が贈られる。「R-1とか飲みますし、“きのこの山”とか“たけのこの里”なども食べますし、食べたことないものはないと思います」と言うほど、“meijiファン”でもある。 8年前にゲットしたお菓子の詰め合わせは、すでに食べ終わっており、「そろそろ欲しい。あの時にはなかったものもあると思うので」と、明治製品を“補充”したいところ。
優勝は2023年の「スタンレーレディスホンダ」での2勝目以来、遠ざかっている。あすは2年ぶりのツアー3勝目がかかる最終日。「流れもいい感じできていると思う」。2日間でボギーを喫したのは1回だけで、ショットやパッティングの調子も悪くない。だからと言って「流れを頼りにしないように攻め続けていけたら」と気を引き締める。好相性のコースで、ラストスパートへ駆け上がる。(文・高木彩音)
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