SNSで苦しんだ渡邊渚、「誹謗中傷されたくなければ黙れ」は間違い

フリーアナウンサーの渡邊渚(28)が8月4日、自身のInstagramを更新。誹謗中傷とSNSに関する強い想いを綴った投稿が、多くの共感を呼んでいる。
この日、渡邊アナは「炎上・誹謗中傷シンポジウム」に参加したことを報告し、弁護士や政治家など様々な立場の参加者とディスカッションを行ったことを明かした。その中で「加害者と被害者の溝は埋まらない」という事実に直面したという。
渡邊アナは過去、自身がSNS上で誹謗中傷の被害を受けた経験があり、「私は自分の経験上、被害者の気持ちしかわかりません」と率直な心情を吐露。また、加害者の心理を理解するために犯罪心理の専門書を読んだものの、「どれだけ考えても、100%理解することはできなかった」とも語っている。
「様々な背景があるにせよ、他人が嫌がることをしないという当たり前がなぜできないのか」と語る渡邊アナは、誹謗中傷の加害者には「悪いことをしている自覚がない人」や「それが正義だと勘違いしている人」も多いのではないかと指摘。加えて、「誹謗中傷されたくなければSNSをやめろ」という主張に対し、「それは間違い」ときっぱり否定。「口を閉じるべきは傷つけている側なのです」と力強く述べた。
さらに、渡邊アナにとってSNSは、過去に休職中だった時期、唯一社会とつながっていられた大切な場だったと明かしている。「同じような状況の人と気持ちを共有したり、知恵を教え合えたり、とても意義のあるものだった」と振り返り、「傷つけたり貶めたりするのではなく、価値ある使い方を皆がするようになってほしい」と願いを込めた。
今回の投稿には「なぜ加害者が守られる社会なのか」というタイトルのインタビュー記事についても言及されており、あらためて社会における“加害者と被害者”の関係性に疑問を投げかけている。
記事提供元:デイリーニュースオンライン
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