淺井咲希の妹・美希がプロテストに参戦「姉が一番の目標」
<JLPGAプロテスト第1次予選・D地区 事前情報◇29日◇信楽カントリー倶楽部 田代コース(滋賀県)◇6417ヤード・パー72>
淺井美希は兵庫県出身の22歳で、4人兄妹の真ん中。ゴルフを始めたきっかけはツアー1勝の姉・咲希の影響だったが、その裏には父の思いもあった。「男の子が生まれたら野球を、女の子が生まれたらゴルフをやらせたかったみたいです。結局、兄も弟も今はゴルフをしています」。自然と夢はプロゴルファーへと向かっていった。
現在は姉が所属する小杉CC(富山県)や地元のコースを行き来しながら練習に励みんでいる。ラウンドは基本的に姉と一緒。「怒られながら回っています」とゴルフをよく理解している姉から厳しい言葉も飛ぶ。さらに「マネジメントを教えてもらってます」と、ボールの落としどころやそこまでの距離の計算方法も学んでいる。
会場となる信楽カントリー倶楽部は昨年、ワングリーン化の大規模な改修工事を実施。それによってバンカーが増え、より戦略性に富んだコースへ生まれ変わった。2022年に受けた第1次プロテストではトータル10アンダー・2位タイで突破を果たしたが、翌年はトータル13オーバーと大きく崩れた。「コースのイメージは良くないんですけど、良かったときのことを思い出しながら攻略できたら」。リベンジを果たして、悪いイメージを払拭したい。
将来は姉と同じ組で戦うことを夢見る。22年に出場した「ニチレイレディス」の2日目には姉妹同組が実現したが、「お互いスコアが悪くて同組になったので、いつか最終日・最終組で一緒に回れたら」と優勝争いを思い描いている。「人としてもプロとしても、姉が一番の目標です」。姉の背中を追いかけて、5度目のプロテストに挑む。(文・小池文子)
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