“コンテチーズの村”で若者が未来を切り開く。カンヌ映画祭受賞作「ホーリー・カウ」
コンテチーズの生産地として知られるフランスのジュラ地方を舞台に、気ままな日々を送っていた18歳の主人公トトンヌが、チーズ職人だった父の死を受け、幼い妹と生きていくためチーズ作りで賞金を得ようと奮闘する姿を描いた「ホーリー・カウ」が、10月10日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開される。メインビジュアルと予告編が到着した。
ジュラ地方の農家に育ち、リヨンの映画学校La CinéFabriqueで学んだ新鋭ルイーズ・クルヴォワジエ監督が贈る本作。キャストはいずれもジュラ地方で見出された演技未経験者となる。2024年カンヌ国際映画祭〈ある視点〉部門ユース賞、同年のジャン・ヴィゴ賞、2025年セザール賞最優秀新人監督賞を受賞し、フランス公開時には小規模作品ながら約100万人を動員。「心を揺さぶり、思わず笑みがこぼれる青春物語」(TimeOut)、「ケン・ローチを思わせる活力とユーモア」(ION CINEMA)、「フランス映画界の年間ブレイク作」(The Guardian)などと称えられた。
慣れない仕事、隣村の若者との衝突、恋の芽生え……。「ホーリー・カウ!」(マジかよ!)と叫びたくなる現実に直面しつつ、不確かな未来へ突き進むトトンヌの運命を見届けたい。
「ホーリー・カウ」
監督:ルイーズ・クルヴォワジエ
脚本:ルイーズ・クルヴォワジエ、テオ・アバディ
撮影:エリオ・バレゾー
編集:サラ・グロセ
音響:フランソワ・アブデルヌール
美術:エラ・クルヴォワジエ
音楽:リンダ・クルヴォワジエ、シャルリ・クルヴォワジエ
出演:クレマン・ファヴォー、ルナ・ガレ、マティス・ベルナール、ディミトリ・ボードリ、マイウェン・バルテレミ、アルマン・サンセ・リシャール、リュカ・マリリエ、イザベル・クラジョー
2024/フランス/92分/フランス語/カラー/2.39:1/5.1ch/日本語字幕:橋本裕充
提供:キングレコード 配給・宣伝:ALFAZBET
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
© 2024 – EX NIHILO – FRANCE 3 CINEMA – AUVERGNE RHÔNE ALPES CINÉMA
公式サイト:https://alfazbetmovie.com/holycow/
記事提供元:キネマ旬報WEB
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