「電気代が高い」は思い込み?オール電化は“電気+ガス”より割安の可能性も!
ガス代をかけず、電気だけで調理や給湯などすべての設備をまかなうオール電化住宅。ガス代のコストをなくす反面、電気代は高騰しがちだと言われているが、実際、電気+ガス契約と比較したときにどちらの方がお得なのだろうか。セレクトラ・ジャパン株式会社は今回、オール電化住宅に住んでいる300人を対象に、月々の平均的な電気代を調査し、本当に料金が高いのかどうかを検証した。その検証結果を紹介していこう。

オール電化の電気代は高いと言われるが、光熱費は「電気+ガス契約」より割安?

オール電化住宅に住む300人に「オール電化のご自宅の電気代は高いと思いますか?」と尋ねたところ、全体の約83%が「高いと思う」と回答。たしかにオール電化は電気とガスが一本化している分、電気代が高騰するのは仕方ない。

しかし、実際の各世帯人数別の電気代調査結果から、オール電化住宅は電気+ガス契約の月々の光熱費と比較すると同額程度もしくは、わずかに割安になることが判明しました。電気+ガス契約は、1人暮らしが「8,905円」、2人暮らしが「15,616円」、3人暮らしが「18,863円」、4人以上世帯が「24,124円」であるのに対し、オール電化住宅は1人暮らしが5000円~8000円、2~3人暮らしが11,000円~14,000円、4人以上世帯が20,000円~25,000円という結果となり、いずれの世帯人数においても同額程度か割安であることが分かる。
光熱費の高騰リスクを抑えるために知っておくべき3つの知識

今回の調査結果から、オール電化住宅の光熱費が意外とお得であることが分かったが、光熱費は抑えるに越したことはない。ここからは、オール電化住宅における「光熱費の高騰リスクを抑えるための3つの知識」を紹介しよう。
1つ目は、「オール電化住宅は集合住宅よりも戸建ての方が割高になる」ということ。電気代の調査結果を分析すると、同じ世帯人数でも戸建てと集合住宅で大きな差が生じていたため、もし家を建てる場合は集合住宅にした方がお得というわけだ。2つ目は、「戸建ての場合は断熱性を高くすると冷暖房効率が改善できる」ということ。集合住宅よりも電気代が割高になるのは、断熱性の違いが起因していると考えられる。そのため窓の断熱対策や壁・天井・床の断熱材使用、気密性の向上などで対策するのが良い。3つ目は、「お得なオール電化向けプランに乗り換えれば電気代が節約できる」ということ。電力会社は、オール電化住宅向けの特別な料金プランで深夜帯の電気代を割安に設定しているケースがあるため、適切なプランを下調べしておくことが大切だ。
今回の調査結果から、オール電化住宅は意外にもお得だということが分かった。この違いに気づけるかどうかは、生活における節約のカギを握っていると言えるだろう。
出典:【セレクトラ・ジャパン株式会社:電気・ガス部門による調査】
※サムネイル画像(Image:「photoAC」より)
記事提供元:スマホライフPLUS
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